デラホーヤの6階級制覇
日曜のことだが、「ゴールデンボーイ」オスカー・デラホーヤのミドル級王座挑戦をWOWOWの中継で観戦。荻野奈緒美キャスター=写真=の応援のかいもあって無事(?)判定でWBO同級王座を手にしたデラホーヤではあったが、直前の試合で同級統一王者のバーナード・ホプキンスが判定とはいえ圧倒的な強さを見せた後だけに不満の残る試合内容だった。典型的なピーカブースタイルの王者シュトルムに対し、序盤はボディーへの細かいパンチを当ててポイントを稼いだものの、ガードの上からどんどん打ち込んで行った結果、終盤は完全にスタミナ切れ。中盤以降はデラホーヤの切れの悪さもさることながら、シュトルムの思い切りの悪さにも歯軋りさせられる消化不良の展開だった。判定も一応3対0となったものの、全員が2ポイントの僅差。シュトルムがもう一歩積極的に出ていれば、少なくともタイトルの移動は無かったのでは?と思われた
それにしてもミドルに上がったデラホーヤはいかにも体が重そう。腰周りの太さが完全にボクサーのそれではない。次の対戦相手はホプキンスになるのだろうが、このままだとタコ殴りにされてしまうのではなかろうか?もう無理に記録を狙うより、ベストの体重に戻して、本来のスピード感あるボクシングを見せてくれた方が、拳闘ファンとしてはうれしいんだけどなあ