ファインディング・ニモ
だいぶ前に劇場で観た映画なのだが、DVDを購入したので感想など
- 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2007/06/20
- メディア: DVD
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その点ピクサーの作品は、おそらく技術的に物凄いことをしているのだろうが、あまりそれが感じられない。というかよくわからない^^;おそらくもっとリアルに作ろうと思えばできるのだろうが、それをやらないのはその点を理解しているものと思われる。そのせいかストーリーに没入しやすい
ストーリーそのものは実に単純。「親の子離れ」と「子の親離れ」を描いた至極ありがちな親子の成長物語。こういう話を真正面から描きながら、いわゆる「ご教訓もの」にならないのは、ストーリー進行の邪魔にならぬよう随所に笑いを散りばめる作者のバランス感覚ゆえだろう。次々と物語が展開していくので小さな子供でも飽きずに楽しめる作品だ
せっかくなのでDVDそのものの画質音質にも言及しておく。ピクサー作品のDVDは高画質・高音質が売りで、前作「モンスターズインク」はホームシアターファンの間でもリファレンスディスクとして広く愛用されている。今回の「ニモ」も音声はDTS-ESのほか通常音声もなんとドルビーデジタルEXで記録されている。ただし前作「モンスターズ〜」では英語のオリジナル音声がDTS-ES記録だったのに対し「ニモ」では木梨憲武らによる日本語吹替の方がDTS収録されている。アニメーション作品は最初から吹替と言えなくもないし子供向け作品なので、これでも問題はないかとは思うが好みが分かれるところだろう。画質についても十分に合格点が付けられるが、「モンスターズ〜」に比べると若干圧縮率が高いか?直視型のディスプレーで見る分にはほとんど気にならないだろうが、プロジェクターで拡大するとモスキートノイズが少々気になる。この辺は再生環境によって随分印象が違ってくるのかもしれない。とは言え、ほとんど文句のない品質。すべてのDVDはかくあるべしと思うレベルの盤だ