鼻を描け!
「サムライ・チャンプルー」第2話を見る。感想は「期待しすぎたかな」ってな感じ。「カウボーイ・ビバップ」のような感じを期待していたのだが、今ひとつ乗り切れないものを感じてしまった
その原因が何なのか考えてみると、まず空間というか、その場所の空気感みたいなものがまるで感じられないことが挙げられる。何か漫然と「ムカシのニッポン」的な舞台設定をしているだけ。茶屋、宿屋、廃屋、竹林など、各場面が記号的に区切られているだけでまったく連続性、具体性がない。架空の時代と架空の場所なのだからそれで良いと言われるかもしれないが、空想的な世界であるからこそ、そこに入り込むための頼りとなる実在感が欲しい。徒歩で辿る道程に距離感が欲しい。そうでなければ単なる絵空事として見るしかない。視聴者は傍観者とならざるを得ない
リアリティなんかハナから求めてはいないのだろうが「ビバップ」が良く出来ていただけに不満ばかりが残ってしまう
どこか視聴者に媚びたような人物設定も好かん。主人公3人組が、クールでメガネの痩せ男、モジャモジャ頭で女好きのワイルド男、さらには明るく元気なキューティーフェイスの女の子、、、ってあまりにもベタ過ぎないか?巷に溢れるくだらないガキんちょ向けアニメと何も変わらないじゃないか!
だいたいこの女の鼻はなんであんな中途半端に描かれていないんだ?人間に鼻が無かったら気持ち悪いわ(梅毒の人ごめん)。絵をちゃんと描け!鼻も描いてくれ!
なんかだんだん書いててむなしくなってきた。そういえばストーリーのこと全然書いてないや。まあどうでもいいストーリーだったってことですわ
期待してたのになあ(嘆息)