カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

いよいよEURO決勝!

熱戦を繰り広げてきたEURO2004もついに決勝。開催国ポルトガルと今大会の台風の目、ギリシャとの一戦を迎える

それにしてもギリシャの怒涛の快進撃はおそらく世界のサッカーファンの誰も予想していなかっただろう。開幕戦でポルトガルを破る番狂わせの後、あれよあれよと言う間に決勝トーナメントに進出し、フランス、チェコの優勝候補を撃破。こうなるともはや開幕戦の勝利も決して「番狂わせ」などではなかった、と言える

しかしよくよく試合を見てみれば、確かな技術と戦術に裏打ちされたギリシャの強さは本物。勢いに乗ったという面はあるにしても、自信に溢れ、攻守ともよく統率の取れたチームの完成度は高い。このことは多くのヨーロッパ各国代表チームが、複数のリーグでプレーする選手によって構成されているのに対し、ギリシャは国内リーグでプレーする選手が多数を占めることとも無関係ではなさそうだ

ギリシャの勢いと実力は今大会の優勝をかっさらったとしてもおかしくはない。しかしわしはポルトガルが勝つと観る。自国開催という地の利に加え、試合を重ねるごとにベテランと若手が絶妙に絡み合い、チームとしての完成度が高まってきている。柔らかいボールタッチでゲームメイクのできるデコ、豊かなスピードと決定力を有するC・ロナウド、変幻自在のドリブルを持つキャプテンのフィーゴスーパーサブ的な役割ながらシャドウストライカーとして結果を残しているルイコスタと攻撃陣は実にタレント豊富。攻撃にばかり目を奪われがちだが、素早いチェックと高い位置からボールを奪いに行くゾーンプレスポルトガルの持ち味だ

開幕での敗戦は気負いや油断もあったろうと思う。ベテラン勢の個人技に頼る戦い方は連携のミスも誘発していた。決勝ではこれらの問題を解決したポルトガルが見られることだろう。準決勝の彼らのサッカーは特に美しかった。この大会を最後に代表引退をほのめかしているルイコスタら黄金世代が、大爆発を見せてくれそうな予感がしている。彼らの勇姿も目に焼き付けたい

いずれにしても見ごたえある戦いになることは間違いないだろう