カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

「ショウタイム」

WOWOWで録画しておいたのにすっかり観るのを忘れていたテープを発見、さっそく鑑賞してみる

面倒なので簡単なストーリーは次の通り>引用元

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ロバート・デ・ニーロエディ・マーフィという二大スターが共演したアクション・コメディ。ロス市警に勤続28年の刑事ミッチが、捜査中に報道のTVカメラに発砲しことから、その罰としてTV局が彼の犯罪捜査に密着することに。相棒に選ばれたのは、俳優志望のパトロール警官・トレイ。TVクルーを従えた、2人の捜査の日々が始まった。

とまあ、ありがちと言えばありがち、いかにもアメリカンなアクションコメディーに仕上がっている

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TVクルーたちが実際の刑事の私生活にまであの手この手の過剰演出を加える。劇中の演出が、そのまま映画のそれになっているのが、仕掛けとしては面白い。とはいえ「いくらなんでもそこまでするかい」と突っ込みたくなるところも多いのだが、それをカバーしているのが、エディー・マーフィーのいかにも嘘っぽいキャラクター。彼のちょっと異常なテンションの大袈裟な演技を見ていると、件の過剰演出もさほど気にならなくなってくるからフシギだ。これぞ「毒をもって毒を制す」(違うか?)

正直デニーロに関しては何でこの映画にキャスティングされたのか、今ひとつ「?」なのだが、マーフィーとの対比として求められる渋みは十分に出している。劇中では苦々しい表情をするシーンが多いのだが、それでいてどこか楽しげに演技しているように見える。考えてみれば、こういう肩の力を抜いて観られる純粋な娯楽作品に出演する機会ってあまり多くないのかも

設定的には、大きなバックを感じさせる登場の仕方をしておきながら、とっても情けない最期を迎える敵役のキャラクターが不満。もう少し恐怖感を漂わせた悪にしても良かった気がするのだが「その辺のチンピラ」的印象。まあ、誰でも安心して楽しめるスラップスティックにするためには、その程度にとどめておく必要があったのかもしれない

アクションシーンは思ったよりも大仕掛け。「映画はアクション」という向きが観ても楽しめると思う。尺が短く、テンポが速いのでポテトチップスでもつまみながら軽い気持ちで観るにはうってつけの映画だろう