カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

点子ちゃんとアントン

ネタがまるでないので、今日たまたまBSジャパンで放送されていた映画「点子ちゃんとアントン」の話など

ふたりのロッテ」で知られるドイツの児童文学作家ケストナーの作品の映画化。原作と比べると時代を現代に置き換えていたり、泥棒の一味だった点子ちゃんの家庭教師がかわいいお姉さん的な人になっていたり、アントンが騒動を起こしたりといった違いがあるが、原作は意識せず別物と捉えた方が楽しめるだろう

この映画の魅力はなんといっても個性豊かな出演者にある。とくに主人公点子ちゃんとアントンを演じる子役2人のみずみずしい演技が素晴らしい。子どもがもつ純粋さや感情の機微を表現しながら、決して所謂模範児童的ではないのでちっとも嫌味にならない。子役にありがちな鼻につく「巧さ」もないので素直に感情移入できる。つい「こんな元気でかわいい子どもが欲しいなあ」と思ってしまった^^;この2人を見出した時点でこの映画の成功はほぼ決まったようなものだったろう。母親と過ごす時間が少ない点子ちゃんを支える家政婦と家庭教師も良い。優しく茶目っ気のあるアントンの母親のキャラクターも魅力的。その他すべての登場人物に何とも言えぬ味わいがあるのだ

物語は、裕福な家に育ちながら両親との濃密な時間が持てない点子ちゃんと、貧しいながらも母親の愛情を一身に受けるアントンとを対比させ、本当の幸せとは何か?を語るもの。映画では貧しい子どもを支援するという名目で家を空け、自分の娘を悲しませる点子ちゃんの母親を皮肉る形でそれを表現しているのだが、次々と展開されるエピソードや歌のシーンの楽しさの方が先行してしまうため、テーマの重さはほとんど感じられない。その点は原作のファンの人には不満に思えるのかもしれないが、結果的に娯楽作品としての完成度は高まったように思える。こういう子ども向け映画はとかく「ご教訓」的になりがちなのだが、そういう印象は薄いので、子どもが進んで見たいと思える作品に仕上がっていると思う

ホント、自分に子どもがいたら見せてあげたい、そう思える作品だ。ディズニーに飽きた方、ディズニーばかり見てる方は一度ご覧あれ

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