カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

「探偵物語」

BS-iでやたらめったら昔の角川映画を放送していたので、「探偵物語」を録画して観た

探偵物語 [DVD]

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おそらく劇場で観て以来の鑑賞。一体いつの映画なんだろうと思って調べてみたら、1983年の作品。わははは、わしまだ小学生だわ。小学生のクセにこんな映画を劇場に観にいってたのね

タヌキ顔にタヌキメーク(失礼)が時代を感じさせるが、薬師丸ひろこは今見てもなかなかかわいい。それにしてもこの人、まったくセクシャルなものが感じられない女優ですな。映画の性格上、(アイドル女優にしては)ややキワどめのシーンが多いにもかかわらず、まるで性的な危うさとか妖しさが漂ってこない。今のアイドルだとどうしても「裏ではやってんだろうなあ」とか下世話なことを想起させられてしまうものだが、薬師丸ひろこにはそれがまったくない。そう思うと意外に稀有な女優だったのかもしれないという気がする(現役だって)

ラストの松田優作とのキスシーンがあんなに濃厚だったとはちょっと驚き。記憶の中ではほんのちょっと口づけするくらいだと思っていたのだが、それこそ音がしそうなくらい「ぶっちゅ〜」と行っちゃってる。「薬師丸ひろこにはセクシャルなものがない」と書いたが、松田優作はその逆。それでもこの作品での彼はかなり控えめなのだが、このキスシーンで背中に手をまわすときの手つきはイヤに艶めかしい。キスの方もたぶん舌入れてるだろうって感じだし^^;

内容は正直言って穴だらけ。主人公周辺の人間関係が薄っぺらだし、事件の真相も意外なほど安直。主人公はじめすべての登場人物たちの行動の動機付けがどうも弱い気がしてしまう。つまらないわけではないのだが、劇場映画として観るとどうしても辛口になってしまうんだよなぁ