カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

支那への幻想がそうさせるのか?

12月8日付岩手日報夕刊の声欄に、「首相靖国参拝賛成論に驚き」という82歳男性からの投稿が掲載された。あまりにもツッコミどころ満載の楽しい内容なので全文掲載する

「宥(ゆる)す、されど忘れない」。田中角栄元首相による日中国交回復で、中国で言われた言葉である。重い言葉だ。
日本は十五年に及び中国全土を軍靴でじゅうりんし、蛮行の限りを尽くした。わが国は宥されたことは忘れないで、忘れられていないことは忘れている。小泉首相靖国神社に参拝している。これに対し、国内でかなりの賛成があるのに驚く。
中国は参拝に反対している。理由は戦犯が合祀されているからという。しかし、これは表向きの理由。侵略を指導した者と同様、中国で戦死した多くの兵がまつられている。彼らからみれば加害者である(それを言わないところが大人である)。
小泉首相は参拝を「二度と戦争をしないため」と理由づけているが、空疎に響く。参拝という行為だけをみるのでなく、最近の日中関係の動向という文脈のなかでとらえることが重要である。
侵略を進出と言ったり、大虐殺や従軍慰安婦などの教科書問題、言論、出版など、中国への侵略の過去を過小に、さらには抹消しようとさえする動きが加速している。
中国戦線で「東洋鬼」と呼ばれた加害者の一人として、首相の靖国神社参拝に強く反対する。

まず前提として、この人は支那共産党の主張する「日本軍の蛮行」を全面的に信頼する人のようだ。そして情報を断片的に、かつ表面的にしか記憶していないことがこの一文からわかる

侵略を進出と言ったり

これは82年6月に、検定中の中学歴史教科書において「侵略」を「進出」に書き直すよう文部省が指示した、として朝日新聞をはじめとする報道メディアが一斉に報じた一件を示している。しかしこの件は、その後の関係者の調査によりまったくの事実無根、誤報であったことが明らかになっている。これに対し、公式に誤報を認め謝罪・訂正記事を掲載したのは産経一紙のみ。(ちなみに姑息な朝日は読者からの疑問に答えるという形で「書き換え今回はなし」としたのみで謝罪はしていない)この投稿者はどうやらこの事実を知らず、断片的な記憶を「政府が悪いに違いない」という思い込みで曲解し、書いているに過ぎないことがわかる

侵略を指導した者と同様、中国で戦死した多くの兵がまつられている。彼らからみれば加害者である(それを言わないところが大人である)

どうしてこれが「大人」の態度になるんだか(苦笑)。国家の指導者が自国の為に命を落とした将兵に対し、哀悼の誠を捧げるのは当たり前のことだ。それを「他国の非難を受ける」などという理由で止めることは殉難者への冒涜にほかならない。そのような屁理屈で他国の指導者を恫喝し、それを恥じない国家は世界中でも支那南北朝鮮くらいしかないことは知っておいた方がよい

参拝という行為だけをみるのでなく、最近の日中関係の動向という文脈のなかでとらえることが重要である

何が言いたいんだかよくわからん。しかし重要なのは「日中関係の動向」よりも支那の国内事情の方だろう。支那共産党中曽根康弘氏以前の首相靖国参拝に対しては一度も問題にしたことはなく、靖国神社に「A級戦犯」が合祀されたときでさえまったく抗議しなかった。このことは靖国参拝が「歴史認識問題」などではないことの証左である。支那にとっての靖国神社は、国内の統制を保つための政策としての「反日」のシンボルであり、日本の国内世論を撹乱するための外交カードに過ぎない

しかしどこまで支那に対して甘い幻想を抱いているんだか。この50年、一貫して膨大な国費を軍備増強に投入し、武力を背景に周辺国を恫喝し、東アジア一の軍事大国化への道をひた走ってきたのはほかならぬ中華人民共和国なんですぞ。何が何でも平和を守りたいと願うなら、格好の攻撃材料がすぐそこにいるのに、民族の誇りを捨て去ってまで何を血迷ったことを言っているんだか。人生の大先輩に対して大変に失礼かと思うが、あなたは、情報の分析能力も歴史に対する絶対的な知識量も圧倒的に不足しています。もう少し勉強してから出直すか、縁側で茶でもすすっていてください、と言っておこう

今日本のマスコミの多くは支那が超大国への道を順調に突き進んでいるかのように喧伝している。が、しかし最近では都市部と農村の貧富の差が広がり、農民の不満が各地で噴出し、暴動などへも発展しているという。この状況が続けば、大東亜戦争終結のドサクサに紛れて掠め取った地方の民族間でも、独立の機運が高まってくることだろう。わしは2000年を迎えた際に「支那共産党政府は2010年までに崩壊する」と予言したが、今一度ここで強調しておきたい。「支那の超大国化」は幻想に過ぎぬ、と