「Mr.インクレディブル」蛇足
前夜の感想に書き忘れたのだが、反戦反米の人の中にはこの映画に「米国のスーパーパワー」とその正当化的なメッセージを感じ取っちゃう人もいるんだろうな。わしはそれはいくらなんでも考えすぎだと思うけど
まあ配給元がディズニーなので「アメリカの主張を代弁するような政治的メッセージを込めた」と邪推してしまうのも無理はない。しかし、どちらかといえば、作者がこの作品に込めたメッセージは、今は容易に受け入れられなくなった、かつての単純な勧善懲悪モノの娯楽作品へのオマージュではなかろうか?それは音楽、画面構成などに現れる回顧調の雰囲気からも感じられると思うのだが、どうだろう?