カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

高速鉄道はすなわち大量輸送機関なり

靖国参拝の問題やら、慰安婦の番組改竄疑惑やらが出るたびに何かと支那共産党政府との関係を慮って発言する人たちの常套句に「政経分離」というのがある。本来は政治と経済は別個に考えるべしとの意味を持つと考えられるこの言葉だが、こと支那共産党との関係においては政治の問題を荒立てず、経済を優先すべしという意味で使われることが多い

そうした経済優先・対中穏便路線論者が口々に問題にするのが、支那で導入予定の高速鉄道受注に関する問題である。要するに「中国様に日本の新幹線の技術を買っていただくために、政治の分野で中国様を刺激するのはやめなさい」ってわけ。わしなんかはこの話、技術流出を防ぐために支那にだけは新幹線を売らず、インドあたりにでも売ればいいのに、と思ったりするのだが

支那高速鉄道は日本の新幹線かドイツのICEかで争われているそうなのだが、実はこの争い、最初から支那の選択肢は新幹線しかないことがはっきりしているのだ

高速鉄道(ここでは国際標準軌鉄道)は旧来の鉄道(狭軌鉄道)に対し、一度に大量の物資を輸送できることがその最大のメリットだ。ICEやフランスのTGV方式は動力集中型すなわち一台の動力付き車両が複数の車両を牽引あるいは推進する方式になっている。対して日本の新幹線は動力分散型すなわちすべての車両が動力を持つため、TGVやICEより遥かに輸送量に優れる

さらに新幹線は加速性、制動性にも優れ、統合管理された運行システムを持つため、単位時間内の運行本数も多くでき、さらに走行安全性でも優位に立っている

では支那共産党政府が高速鉄道を有する目的は何か?当然純粋な旅客利用目的などではなく、人員・物資の高速大量輸送にほかならない。これを考え合わせれば、支那共産党が候補を絞り込んだ時点で採用の選択肢は新幹線以外ないことは明らかなのだ

経済的メリットを見つめるあまり政治的譲歩を声高に叫ぶ連中がこのことに気づかないのは、TGVやICEが「○○の新幹線」と呼ばれるために同一視してしまっているせいかもしれない。ま、確信犯のセンもあるがね