カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

歪曲・改竄ここに極まれり

共同通信の記事より

 韓国外交通商省の李揆亭スポークスマンは十三日、中山成彬文部科学相の「そもそも従軍慰安婦という言葉は当時なかった。なかった言葉が(教科書に)あったことが問題」との発言に対して「極めて不適切な発言」と遺憾の意を表し、日本政府に再発防止を求めた。

「再発防止」って物言いがスゴイ。自国の大臣が罪人であるかのような言い方で、こちらの方がよほど「不適切」だと思うのだが

はっきり言って中山文相の発言にはほぼ間違いも問題もない。「従軍慰安婦」という言葉が当時無かった、これは厳然たる事実である。慰安婦の存在は事実だが、軍属ではなかったわけだし、日本軍が「連行」したという事実を示す証拠も存在しない。したがって、教科書にあたかも「従軍慰安婦」なるものが存在したかのように記述するのはおかしい、との中山文相の見解にも誤りはない

中山氏の発言に間違いがあるとすれば「当時無かった言葉を歴史の教科書に載せてはいけない」という部分。歴史学の用語には、当時使用されていなくても後世の史家が名づけ、一般化したものは少なくない。事実誤認さえなければ、そのこと自体はあまり問題ないだろう。しかし、前線近くで開業していた娼婦に過ぎない「慰安婦」に「従軍」の名を冠することで、軍属の誤認を与えるこの用語が適切でないことに違いはない

もっとスゴイのはこの発言に対する韓国内の反応。同じ記事より

 与党ウリ党の田炳憲スポークスマンは十二日、「日本の教育の最高責任者から過去の侵略行為を否定する妄言が続くことは遺憾で、怒りを禁じ得ない」と表明。
 その上で、日本政府に対し「日韓の未来志向関係に害悪になる中山文科相の誤った認識と言行に明確な措置を取らねばならない」と対応を要求した。

いつから韓国が日本との外交関係において「未来志向」など持ったのかと小一時間ほど問い詰めたくなるところだが、まあそれは置いておいて(笑)。「対応を要求」というのがどういうことなのか、ぜひとも具体的に表明して欲しい。もしや閣僚人事に口出しするつもりではなかろうな?

そもそも「従軍慰安婦という言葉はなかった」と言うことがなぜ「過去の侵略行為を否定する」ことになるのか?まったく別個の事柄をいかなる思考に基づいて結び付けたのか?ウリ党側の明確な回答を求めたい。それができないのならばどちらが歴史を歪曲・改竄しているというのか。韓国側は「近隣国に配慮と説明が足りないのはいずれの側か?」と自問すべきだ

情けないのは日本政府および自民党の対応。毅然として中韓の事実誤認と暴言に抗議すべきだ。とくに細田官房長官小泉首相は事実関係への認識を深め、歴史をしっかりと勉強する義務がある。このまま黙って認めてしまってはいけない