カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

用語解説に見る朝日の「詐術」

6月20日付朝日新聞朝刊に見開きで掲載された「日韓国交40年の歩み」という特集を読んだ。両国間にまたがる問題について、主に韓国側の視点に立って見つめた実に朝日新聞らしいスタンスの特集で、事実を大きく違えなければそれ自体に問題はないのだが、わしが違和感を覚えたのは「キーワード・日韓条約」と題された囲み記事部分。とくに後半の請求権に関する記述がどうもおかしい。サイトでは公開されていないようだったので、本紙から引用、転載する

 交渉でもっとも難航したのが請求権問題だった。
 韓国側は植民地支配時代の未払い給与や預金、被徴用者の被害に対する補償などを要求。日本側は、韓国内に建てた建物などの権利保全を求めるとともに、国家賠償や個人補償には応じられないと主張した。
 最終的に62年11月に当時の大平正芳外相金鍾泌キム・ジョンピル)中央情報部長が「金・大平メモ」を作成。この政治合意を基礎に、日本側は経済協力として無償3億ドル、有償2億ドル、民間協力資金3億ドルを供与する一方、韓国側は個人の未払い賃金を含む一切の対日請求権を放棄することで決着した。

これを素直に読むと「韓国側は個人補償を求めたが、日本側は拒否し、結果日本側の主張が通った」と読める。はて?わしの知っている日韓交渉の経緯とはずいぶん違うような気がするのだが、記憶違いだったかしら?

はい、こういうときのウィキペディア
日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約 - Wikipedia

交渉過程では日本が「韓国の戦争被害者に対しては日本政府が個別に補償を行う」と提案したが、韓国政府が「個人への補償は韓国政府が行うので日本は韓国政府へ一括して支払って欲しい」と主張した(交渉過程は公開済み議事録に記載)。日本はその要求を承諾し、前述の記載通り経済協力金という名目で無償3億ドル、有償2億ドル、民間借款3億ドルを支払った。この時、韓国政府はこの協力金を個人にはほとんど支給せず(いわば使いこみ)、自国の経済基盤確保の為に使用した。

まるっきり逆じゃねえのさっつ〜の。まあ、百歩譲って交渉の過程で朝日新聞が書いているような局面があったとしても、この書き方では日本が韓国側の要求をつっぱねたかのような印象を与えてしまう。そういうやり口が「詐術」と言うのだよ

ウィキペディアだけだと信じない人もいそうなので一応資料URL
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_8&nid=879315
http://nandakorea.sakura.ne.jp/html/kanko.html
しかしよくもまあこんなに上手に事実をひっくり返すものだと感心してしまう。今や朝日新聞は全国3千万詐欺師の皆さん必携の書だね