カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

新聞社・新聞記者という存在

日頃から読ませていただいている「Dr.マッコイの非論理的な世界(id:drmccoy)」で共同通信がいかに日本の新聞界に多大な影響力をもっているかについて言及されていたので、ちょっとそこに乗っかってみる
教科書に偏見植え込む共同通信 - Dr.マッコイの非論理的な世界
マッコイ博士も書かれているとおり、地方新聞社には紙面のかなりの部分を通信社の配信記事で賄っているところが多い。通信社には主に共同通信時事通信があるが、いわゆるブロック紙、県紙などと呼ばれる新聞社のほとんどが共同通信との配信契約を結んでおり、時事通信を使っているのはごく少数派だ。全国の地方紙における共同通信記事寡占の状況をみれば、共同通信は実質3000万部以上といわれる膨大なシェアをもつ大「報道機関」である、と言っても過言ではない

共同通信の報道の方向性は朝日新聞社などとほぼ同じ。政府・大企業を吊るし上げて、「戦争反対」と書いておけばオールOK!というスタイル。おそらく日本全国の若い記者の中には共同通信のこうしたスタイルに疑問を持っている人も多いだろうと思う。しかし毎日この手の記事に触れているうちに記者の多くは共同通信的思考に陥っていく

わしは仕事柄新聞記者の連中と話をすることは非常に多いのだが(ぶっちゃけ内部の人間だ!)、彼らと話していると「朱に交われば・・・」とか「洗脳」といった言葉を思い起こさずにはいられない。記事中に明らかに偏向した内容が見受けられても、彼らはいつのまにか疑問すら感じないようになっている。自分で記事を起こすときも、共同通信社刊行の「記者ハンドブック」なるマニュアルの記法に一字一句従い、常識的におかしな表現を指摘しても「ハンドブックどおりだから」の一言で正当化してしまう。その「共同通信脳」の頑なさには辟易させられることが実に多い

地方新聞の多くが共同通信の影響下にあり、そこにいる新聞記者もまた共同通信の思想と報道スタイルを継承、および拡大再生産している、という図式なわけだが、こと思想の部分に目を向けると、新聞労連の存在もまた大きな要素として関わっている。新聞労連がいかなる組織であるかはこちらを参照してほしい
新聞労連
ネット上ではよく「マスコミの多くは左巻き」という言説を目にするが、ここを見れば少なくとも新聞記者に関しては、なぜそこまで左向きなのかがよ〜く理解できると思う

例えば
声明・見解

新聞労働者は戦後、戦争に協力した戦前の苦い反省を踏まえて、「再び戦争のためにペン、カメラを取らない。輪転機を回さない」という誓いを運動の原点に再出発しました。平和憲法をつくり変えて「戦争ができる国づくり」をめざす政治勢力に厳しい審判を下そうではありませんか。

公正なはずのジャーナリストの組合が、選挙に際し特定の思想によって投票に予断を与えるようなことを書いていいのか?こういう思想の連中が新聞界を牛耳り、若い新聞記者を指導しているのだ。今更言うまでもないことだが、これが新聞界を支配している空気である

新聞記者はよく戦時中の挙国一致体制や大政翼賛会などを「危険」と言って否定する。戦争へ向かってしまった歴史の流れを指して「日本人はすぐに周りが見えなくなって、同じ方向へ流れていってしまう」などと言って非難する。しかし全国の新聞社こそ「左向け左」で同じ方向へ流れてしまい、周りが見えなくなっているのではないのか?必死になって「右傾化」に警鐘を鳴らしているのは、読者が自分たちを置きざりにして、意思を持ち始めていることへの恐怖心の表れなのではないか?という気さえわしにはしてしまう