カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

靖国違憲「判決」に見るマスコミの印象操作

まずはこのニュースから
http://www.asahi.com/national/update/0930/TKY200509300136.html

 01年から03年にかけての3度にわたる小泉純一郎首相の靖国神社参拝で精神的苦痛を受けたとして、台湾人116人を含む計188人が、国と小泉首相靖国神社に1人あたり1万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。大谷正治裁判長は、参拝が首相の職務として行われたとしたうえで、「国内外の強い批判にもかかわらず、参拝を継続しており、国が靖国神社を特別に支援している印象を与え、特定宗教を助長している」として、憲法の禁じる宗教的活動にあたると認めた。一方で、信教の自由などの権利が侵害されたとは言えないとして、原告らの控訴を棄却した。

朝日新聞にしてはまあまあまともな書き方かな?という印象だが、あくまでも見出しは

「首相の靖国参拝違憲」大阪高裁判決、賠償は認めず

である。判決の主文は原告の損害賠償請求を退けた、という一点で説明でき、それ以外の部分は「判決の理由」に過ぎない

しかも記事の大半を占める「首相の靖国参拝が公務か否か」という点については、判決の「理由」にすらなっておらず、あくまで傍論として裁判官が個人的な所感を述べたに過ぎない、と解釈するのが妥当だ。従ってこれを「判決」として報道するのは、記者がどうしようもなく無知か、意図的に読者に与える印象を操作しているかのどちらかだろう

とまあ、以上のようなことは以前にも何度も何度も書いているのだが、どうもマスコミ報道というヤツは自分の都合の良い方に解釈して記事を書きたがる傾向が強く、明らかな印象操作にもその自覚がまるで感じられない

いい加減読者の方が賢くなっていることに気づかないと、新聞業界は廃れていくしかないと思うのだが