カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

「誰にでも秘密がある」(韓国版)

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昨日に引き続いて韓国映画。なぜ「韓国版」なのかわからなかったのだが、鑑賞後に調べてみると、どうもラストの仕掛けが違うらしい

配給会社はこの映画を「ロマンティックラブストーリー」などと称して宣伝していたがはっきり言って大嘘である(笑)実際は「エロティックラブコメディ」というのが正解。あるいは「お下劣」な少女マンガの趣と言えばいいだろうか?

登場する姉妹三人の三者三様のキャラクターは面白い。奔放な恋愛観で男を選ぶ三女、奥手で27歳になっても処女の次女、医者と結婚したものの倦怠期の長女。その3人が、イ・ビョンホン演じるハンサムで金持ちで教養のある男にコロリコロリと引っかかる

姉妹が求めたものはある意味「幸せ」なのかもしれないが、行き着くところは「愛」ではなくセックス(笑)。リアルっちゃリアルなのだが、結局のところフリーセックスを推奨しているだけの映画なんじゃないのか?とツッコミたくなる。あそこまでセックス描写をやるのなら、ついでにセーフセックスの方も宣伝したらよかろうに、などと余計なおせっかいを焼きたくなってしまうほどだ

おそらくイ・ビョンホンが画面に登場しただけで奇声を上げてしまうようなファンの人には満足なのだろうが、複数登場する美人女優はモロ肌サービスするわけでもないので男性には楽しみの少ない作品だ(笑)それでも強いてお楽しみを探せばチェ・ジウの愛らしさに尽きるだろうか?個人的に来日時の厚化粧した彼女のイメージしかなくて、「結構オバハンやな」という印象を持っていたのだが、この映画での彼女はとてもプリティー。男に迫られておどおどする所作のかわいらしさにちょっと好感を覚えた

とは言え、わざわざ劇場に足を運んで金を払って観るほどの映画ではないと思う。絵コンテをなぞっただけのような演出にも映像にも映画的深みはまるで感じられない。わしは比較的楽しんでいられたが、笑って観ていられるのもテレビ録画の気安さゆえなのだろうと思う