カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

亀田親父対やくみつる

朝、テレ朝で亀田興毅の親父とやくみつるガッツ石松が討論をしていた。試合の内容とジャッジの是非について話をするのだと思っていたら、のっけからやくが亀田のカメラの前で見せる不遜な態度に噛み付いたものだから面食らってしまった。やくのあの程度の挑発に腹を立てる亀田の親父も問題ではあるが、あの亀田の「パフォーマンス」に本気で噛み付くとは、毎度のことながら的外れな男だ。あんなものはカメラ向けのパフォーマンスなのであって、ボクシングの世界ではよくあること。確かに亀田ほど露出の多い選手がああいう態度をとると、テレビを見ている子供への悪影響は無視できないとは思う。が、公開討論の場に出てきた亀田父に対して、サングラスをかけ、ジャラジャラのネックレスを付けて挑発するやくの態度はどう見ても「ガキ」だ。ことこの対決については、やくのアホっぷりを世間に知らしめる結果にしかならなかったと思う

はっきりさせておきたいのは今回の試合で亀田興毅ならびに親父が批判を受けるようなことは何もない、ということ。論を講ずるならこの一点くらいは踏まえておくべきだ

正直わしも亀田のあの態度は気に入らない。対戦前に対戦相手を挑発する程度のパフォーマンスは亀田父の言うように「駆け引き」として容認できる。しかし普通は闘い終わってリングを降りれば、正々堂々と拳を交えた相手には一定の敬意を払うものだ。亀田と同じようにビッグマウスを売りにしていたアリだって辰吉だってそうだったではないか。翻って亀田はどうだったか?判定にもつれこんだ試合の相手に一瞥もくれず、最初の抱擁の相手はセコンドの親父。わしはこれが一番許せなかった。自分の勝利にしか興味のないというその態度が、品格の無さとしか映らなかった。試合後の彼のコメント(「勝てば良い」的発言)にもそれが現れている気がする

息子を擁護する亀田父の主張も少々情けない。試合内容に苦言を呈したガッツ石松に対して「おれら親子がどんだけ努力してきたか知っとるんかい」と毒づいたのには呆れてしまった。結局「努力自慢」かいな

批判の反動からか、亀田興毅自身はカメラを向けられない場所では「礼儀正しい好青年」という話もここへ来て随分聞かれるようになってきた。その類の内訳話も言い訳がましくて嫌なのだが、対戦相手にはあの態度でマスコミや著名人、芸能関係者には礼儀正しい、というのならかえってイヤラシイ感じに聞こえてきてしまう。こう感じるのもわしの「アンチフィルター」のせいなんじゃろか?