カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

岩手・福岡中全国制覇!

岩手県二戸市の福岡中学が全国中学校軟式野球大会で見事優勝した
愛媛県中学校体育連盟
福岡中全国制覇までの道程は以下の通り

1回戦
福岡中15−1連島南中(岡山県・中国地区代表)
2回戦
福岡中 8−2千代川中(茨城県・関東地区代表)
準決勝
福岡中 4ー1城南中(佐賀県・九州地区代表)
決勝
福岡中 4ー0飯山中(香川県・四国地区代表)

ほぼまんべんなく全国のチームに勝っている。決してフロックではない。決勝戦で対戦した香川・丸亀市立飯山中のエース小田原君は香川県大会、四国大会を通じて3失点しかしていない好投手だそう。それだけの好投手を相手に初回に3点を先取するとは本当にすごい

聞けば福岡中はそれぞれが完投能力を持つ4人の投手を擁していたそうだ。攻守のバランスがよく整ったチームらしい

岩手県の野球のレベルはお世辞にも高いとは言えない。希に中学校レベルで好チーム、好選手を輩出することもあるが、優秀な選手の多くは高校進学時に県外に流出してしまう

その例外は22年前、昭和59年春のセンバツでベスト4に進出した大船渡高校。コントロール抜群の左腕金野、2本のホームランを放った4番鈴木を中心としたチームは甲子園に旋風を巻き起こした。準決勝では山口重幸(後に阪神、ヤクルトで内野手としてプレー)擁するこの大会の優勝校・岩倉に1点差サヨナラで敗れたものの、大会ダークホースと言われた多々良学園、優勝候補の明徳義塾など、強豪を破っての堂々のベスト4だった

中でも準々決勝の明徳義塾戦、1点リードの8回、ノーアウト2塁のピンチを背負った金野が鮮やかな逆モーションの牽制球でランナーを刺したシーンは鮮明に記憶に残っている。それまではどこか野暮ったいイメージを抱いていた岩手のチームが、甲子園の大舞台で、あんな高度で洗練されたサインプレーで瞬時に相手のチャンスの芽を摘んでしまったことに大きな衝撃を受けた。あの場面は、ある意味岩手野球史の白眉と言っても過言ではない大ファインプレーだったとわしは思っている

少々話は脱線したが、その大船渡高校の選手たちは、中学校では東北大会に優勝し、全国大会に出場したメンバーだったそうだ。中学卒業時には宮城の東北高校などから強力な勧誘を受けたと聞く。しかし彼らは地元の大船渡高校へ進学して甲子園に出場することを目指したのだそうだ。うわさ話に過ぎないので本当か嘘かはわからないが、こういう一種の奇跡がない限り、岩手県の高校が甲子園で活躍することは難しい

おそらく福岡中の選手たちも他県の高校から勧誘を受けることだろう。しかし、ぜひとも地元岩手で同じメンバーで甲子園を目指して欲しい。そしてもしも彼らが同じ高校を受験することがあったら、ぜひとも全員合格させてあげて欲しい。3年後の歓喜の瞬間のために!