カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

大トリ様漫遊記(4日目)

挙式を終え、翌日はハワイ島への移動日。朝ハレクラニに別れを告げ、送迎車でホノルル空港へ。なぜか河内弁のコンダクターのオッチャンに荷物の預け方や帰りの乗り継ぎについて簡単な説明を受ける

アロハ航空便の出発までは2時間ほど時間があったので、ホノルル空港内をうろうろ。バーガーキングで食べてみようかとも思ったが、ハンバーガーという気分でもなかったので隣りのレストランで早めの昼食を取ることに。ターキーのサンドイッチとクラムチャウダーを注文し、二人で分ける。クラムチャウダーは相方の希望だったので、わしは別にバドライトを飲むことに。ウエイトレスに「大きいサイズがあるよ」と言われたが嫌な予感がしたので「スモール」を注文。果たしてやってきたビールがこれ

、、、だからデカイってばさ

搭乗時間が近づいてきたので指定の搭乗ゲートへ。なんとこのホノルル−コナ間のアロハ航空便は自由席。そのため少し早めに並ばなければならない。わしらは日本人らしくきっちり出発時間の30分前には列に並んだ。「まだかな?」などと話をしながら待っていると、わしらの前に並んでいるアメリカ人(たぶん)の中年夫婦がず〜〜〜〜っとベタベタとくっついてイチャついている。見てみぬふりをするものの、この白人のスケベオヤジは公衆の面前だっちゅうに自分の妻(たぶん)のケツをなで回すわ、首やら耳元やらにキスするわ、とにかく始終イチャついていないと気が済まないらしい。「発情するのは家に帰ってからにしろ!」と小一時間ほど問い詰めたく(以下略)

そんなこんなでそろそろ出発時間。しかし窓の外に目をやると、搭乗口の先に肝心の飛行機が見当たらない。かと言ってディレイのアナウンスも無く、行列の乗客にも焦りのようなものはまったく見られない。どうもアロハ航空でこのくらいの遅れは当たり前のよう。結局搭乗は30分ほど遅れ、離陸まではさらに30分待たされたが、いい加減こちらものんびりムードに慣れきっていたので特に問題無し

一度飛び立ってしまえば本当にあっという間。正味30分強ほどでハワイ島の姿が目に入ってきたかと思うと、そのまま旋回することもなくまっすぐコナ空港に着陸した

コナ空港ではタラップ初体験。ウルトラクイズの如く最後の一段を両足で降りてみたが、無論失格のブザーが鳴ることはなく、無事ハワイ島に降り立つ。コナ空港は空港施設の建物に壁らしい壁が無く、ほとんど吹きっさらし。開放的っちゃその通りなのだが、国際空港の割にはかなり無防備

帰国便についての簡単な説明を受けた後、送迎車で宿泊先のフェアモント・オーキッド・ハワイへ。ホテルまではハイウェイで約40分もかかる。ホテルへの道の途中はオアフ島とは打って変わってただひたすら荒涼たる岩場。話には聞いていたが、想像を遥かに超えるゴツゴツとした黒い岩だらけの土地にまっすぐハイウェイだけが延びている。ときどき海の方向に分岐する道が出てくるのだが、運転手によるとそれらはすべて各々のビーチリゾートに向かう道とのこと。わしらの泊まるホテルも、それらの分岐のひとつを曲がったところにあった

今回は到着と同時にチェックイン。部屋の場所がわからないので、日本語デスクサービスに駆け込むとわざわざ部屋まで案内してくれた。今度の部屋はパーシャルオーシャンビュー。建物の造りから言って、海が真正面に見えるような部屋はほんのわずからしく、ラナイからとは言え、しっかり海の望めるわしらの部屋はまずまず良い方と思われた(写真はラナイからの眺め。ただし到着した日は曇っていた)

まずは海岸の方を散歩。ゴツゴツした磯の手前に柵が設けられ、そこに「sea turtle」の看板が出ている。海の方を見やると海ガメがいる。地面と色が似ているので最初は気づかなかったのだが、よくよく見るとかなりたくさんの海ガメが甲羅干しをしていた。どうやらここでは普通に毎日カメを観察することができるようだ

腹が減ってきたのでホテル内を探索。売店やレストランをチェックしたが、どうも全部金持ちのリゾート仕様で、ちょっとした日用品や軽食などが置いてある店が見当たらない。ルームサービスのメニューなどもチェックしたが、どれもかなり高価でとても頼む気になれない。ホテルのあるコハラコーストはビーチリゾートが集中する場所ではあるのだが、ひとつひとつのホテルの敷地がべらぼうに広いので、ホテル間を移動するにも車が無ければ話にならない。おまけにこの日は天気が悪く、半そで一枚でいると少々肌寒いほどで、とてもビーチに繰り出そうという気にもなれない

相方は予想外の事態にすっかりテンションが下がってしまっている。このまま部屋にいても気分が滅入るだけなので、車で20分ほどのところにあるキングス・ショップスへ行ってみることにする。ベルボーイにタクシーを呼んでもらうよう頼んでしばらく待つが、なかなか来ない。「20分以上も待ってるよ」と訴えると見かねたベルボーイが手招きしてわしらをホテルの車まで案内し、「No charge」と一言。おお、ラッキー!現金なものでタダとなったら急にテンションの上がるわしら

キングス・ショップスに向かう車中、運転手が簡単な英語で話し掛けてくれる。曰く「このホテルの近くにも店があるが、数が少ないしあまり良くない」「キングスショップスにもステーキハウスはあるが、自分はホテル近くにあるルースズ・クリス・ステーキハウスの方が好き。そこはとにかく肉がデカイ」「今日は(キングスショップスで)ライブイベントがあるみたいだね」などなど

ほどなくキングスショップスへ到着。本当にタダじゃ悪いので運転手に少しばかりのチップを渡す。やってきたキングスショップスはヒルトン・ワイコロアの敷地内にあるこじんまりとしたショッピングゾーン。DFS、衣類、小物、土産ものなどの店がコンパクトに集まっている。リーズナブルさは無いものの、軽食や飲料の置いてあるABCストアのような店もあって一安心

まずはメリマンズ・マーケット・カフェに入り、ピザと本場のコナコーヒーを注文、小腹を満たす。コナコーヒーは淹れ方の問題かもしれないが、かなり味薄め。日本の喫茶でいうアメリカンに近いと思うが、アメリカ人は薄めが好みなんだろうか?

あとはウインドウショッピングをしながら過ごす。敷地内ではあちこちでハワイアンミュージックのライブパフォーマンスが行われている。日本人らしき人もウクレレなどの演奏を披露していた

暗くなってきたので、翌日の食事用にサンドイッチ、カップヌードルなどを買い込み、ついでに夕食も取ることに。ステーキを食べようかとも思ったのだが、あまり腹が減っていなかったのでフードコートの簡単な食事で済ませることに決定。わしは中華の店でチキンプレート、相方は何やら巻きずしを購入。チキンプレートの方はスチロールの弁当箱にめいっぱいのご飯とデッカイ鶏のモモ肉のグリルにレタスなどの野菜が少々。鶏はスパイシーでうまかったが、米は今ひとつ味気ない。やはり日本の米に比べると甘味が決定的に足りない感じ。相方の食べたのり巻きは、カニかまぼこと野菜がドラゴンロールの要領で巻かれたもの。コンビニで売っているサラダ巻きのような見た目なのだが、具のキュウリ(?)が青臭くかなり変な味。一応酢飯になってはいるのだが、ワインビネガーかなんかを混ぜているのではないかと思われ、なんともビミョーな味わいだった