カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

温家宝訪日をわし流に総括すると

テレビも新聞もこぞって白々しく大歓迎ムードを漂わせていた温家宝の訪日。抜き打ちで行われた天皇陛下への五輪招待を除けば、正直なんも目新しいことはなかったな、というのが率直な印象

大阪の公園に行くとか畑を耕すとか野球をするとかいった、わけのわからんパフォーマンスも、親中派から見れば「気さくで親しみの持てる温首相」ってことになるらしいが、あんたら小泉訪米時のパフォーマンスを口汚く罵ったのはなんだったのさ?と問いたい

国会での演説など日本向けというよりは支那の国内向けパフォーマンスに過ぎないので、これを額面どおり受け取ってるヤツを見ると本気でバカなんじゃないかと思ってしまう。注目された歴史問題に関する発言もこれまでの首脳や政府幹部訪日時のものとなんら変わりない。何年か前の唐家センとまったく同じコトを繰り返しただけ

とりあえず人なつこく笑顔を振りまけば「氷を解かす」に十分と思ったかどうかは知らないが、少なくとも報道機関の反応は温家宝の狙い通りだったようで実に情けない。何度でも言うが相手に媚びることが「友好」ではない。一定の礼儀で迎えるのは当然だが、こんな非礼を放置しておいて良いのか?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070412it11.htm

 天皇陛下は12日、日本を公式訪問している中国の温家宝首相と皇居・宮殿「竹の間」で会見された。

 宮内庁によると、陛下が2008年の北京五輪について「準備の状況はいかがですか」と質問されると、温首相は「うまくいっています。開会式には天皇陛下と皇族の方々に来ていただきたい」と陛下の訪中を要請。陛下は「自分の外国訪問は政府が検討いたします」と述べられた。

 陛下は1992年10月、中国の招待を受けて天皇として史上初めて中国を訪れ、皇后さまと2人で6日間にわたって北京や西安、上海などを回られた。

 会見の冒頭、陛下は「今回の訪日を通じて日中関係が進展することを望みます」と述べられ、温首相は「友好交流を深めるために参りました。温かい歓迎を受けています」と応じたという。

 その上で温首相は、天皇陛下が一昨年12月の誕生日前の記者会見で述べられた「過去の事実についての知識が正しく継承され、将来にいかされることを願っています」という言葉を引いて、「戦後60年に当たっての陛下のお言葉を評価しています」と発言。陛下は「年月がたつと忘れることも多いので、世界の人々との友好のためにと思って発言したものです」と答えられたという。
(2007年4月12日20時20分 読売新聞)

まずは自国の発展に大きく寄与している円借款や技術協力に対して礼を述べるのが当然だろう。国会で自国を「発展途上」と発言したばかりではないか。その上で国家主席の言葉を伝えるという形、あるいは個人的な感情と断りを入れた上で言上するのならまだわかる

もちろん陛下に謁見するのなら事前に政府首脳に通達あるいは許可を得るのが筋だ。それすら経ず、国家元首でもないのに自国の国家的イベントに招待するとは何事か。しかも陛下の発言を「評価する」だと!?*1テレビや新聞はなんでこの非礼を叩かないんだ!何様なんだ貴様!

何が「氷を解かす旅」だ。結局温家宝が日本に来てしたことと言えば「要求」だけではないか。安倍首相には「靖国神社に参拝するな」「省エネ技術をよこせ」「台湾独立に反対しろ」、陛下には「北京五輪に来て」。これだけ要求しておいて自分はみやげの一つもなし。こんなものが「友好」?日中の友好関係は新しい段階に入った?バカ言うんじゃねえ。何も進んじゃいねえよ。せいぜい現状維持だ。支那共産党政府の傲慢さを改めて証明しただけ。そんだけじゃ

*1:陛下の切り返しはお見事。自らの発言の意図が支那側の歴史「認識」に基づくものではない旨を暗に示している