どう思うかはアナタの自由
昨日、パラオ共和国の副大統領首席補佐官ほか二名の高官がわが町(岩手県奥州市)の小学校を訪問された。市内に本部を置くNGOが昨年パラオにごみ焼却炉を寄贈したことが縁となり、更なる支援を求めて今回の訪問に至ったとのこと
地元新聞の若手記者君がこれを取材したのだが、彼はパラオについての知識はほぼ皆無。副大統領補佐官が日系でもないのに「マツタロー」という日本風の名を持っていたことの意味がまったく理解できていなかったようなので、わしがパラオと日本の関係について簡単に説明してやった。あまりディープな話になっても変に思われるので、とりあえず豆知識程度のことしか話さなかったのだが、彼が最後に「ということは、日本に好感を持っているんですかね?」と聞いてきたので「もちろん、そうなんだろうな」とだけ答えておいた。わしは思想的なことは何も言わなかったが、彼が「日本の統治時代は悪ばかり」という「思い込み」から多少なりとも脱却できたのだとすれば喜ばしいことだ
パラオの人々は日本の委任統治時代を懐かしむと共に日本人への尊敬の念を込めて、子供に日本風の名前を付けることがある
思想や歴史認識は関係ない。事実は事実