カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

大トリ様バリへ行く(ウブドは今日も雨だった編つづき)

バタンワルの食事後、思い立ってネカ美術館まで歩いてみることに

(追記:大事なことを書き忘れていた)
デウィシタ通りを北上していると突然、
ブワッン!!!!
という猛烈な破裂音が。鼓膜を直撃する爆音に耳がキーンとして一瞬何が起きたのかわからなくなる。相方はわしの後ろで耳をふさいでしゃがみこんでいる。すわ爆弾テロかと思いきや、どうも走行中のトラックのタイヤがわしらの横で突然バーストしたらしく、黒いゴムの破片が道の真ん中に転がっている。辺りの店からも「なんだ?なんだ?」というように人が飛び出してきたが、わしが「タイヤ、バースト」と説明すると安堵の笑顔を浮かべて中へ戻っていった。幸いわしらも周りの人にも被害はなし。トラックの運転手もノロノロ運転でそのまま通り過ぎ去ってしまった
(追記終わり)
突然の出来事に肝を冷やしたが、気をとりなおしてネカ美術館へと向かう。出発前にHISのサイトで入手した地図で見ると、王宮からだと1キロ程度に見える。まあこの程度ならなんとか歩けるだろうと思っていたのだが、行けども行けどもネカ美術館は見えない。道の途中には野犬がいっぱい

こんな感じの犬がところどころにいる

道端にはこんな像もあって楽しい

、、、のだが、やっぱり行けども行けども着かない。いい加減後悔しはじめたころにようやく目的地のネカ美術館に到着。ぜってー王宮から3キロくらいあるって

やっとのことで着いたネカ美術館だったが、あまりの疲れでかなり飛ばし飛ばしの鑑賞。途中テレビの撮影クルーらしき人々を発見。何を撮っているのかとカメラの先を見るとメガネをかけた細身のヒゲおやじが何やらインタビューを受けている。「どっかで見た顔だなあ」と思ったが疲れていたのであまり気にせず館内を巡っていると、さっきのヒゲおやじの写真がそこかしこに展示されている。って、どうやらさっきのヒゲおやじ、この美術館の創設者ネカ氏だったらしい。うお、失敗。「まさか」と思ったので写真は撮れずじまい

さすがに今度は歩いて帰ろうという気になれなかったので、駐車場の警備員にタクシーを頼む。警備員にホテルの名前を伝えると、「3万5千ルピアでいいか?」と聞く。面倒だったので「いいよ」と伝えると、すぐに美術館前で待ち構えていた運転手に交渉。陽気な運ちゃんで、運転中も歌を歌ったり、いろいろ話し掛けてくる。メーター無しのタクシーだったので、そんな会話の間も後でぼったくられやしないかと警戒していたのだが、到着後3万5千rpを渡すと「アリガトー」と上機嫌で帰っていった。運ちゃん疑ってスマン

すっかり疲れてしまっていたが、バリ最後の夜なので影絵芸能の「ワヤン・クリッ」への案内をフロントで頼む。相方はしばらく昼寝、わしはホテルのスパでマッサージを受けてみることに

マッサージは一般的なオイルマッサージだったが、気持ちよくて途中で寝る。が、足をグイっと指圧されて飛び起きること数回

夜7時半、ワヤン・クリッを観に出発。場所はわからなかったが、ホテルの中庭のようなところにプラスチック製のイスを並べた簡易な会場。ここにスクリーンを張って裏側から火を炊いている。このスクリーンと火の間に人形を出して操作し、ガムランの演奏をバックに物語を紡ぐのがワヤン・クリッ。キャラクターの口上、人形操作はすべて一人で行っているらしい

今回のお題はマハーバーラタの一節で、デトヤ・バカという魔物をビマという若者が倒すお話(端折りすぎ)。上演前に解説のオッサンがストーリーをオチまで含めて全部説明してしまったのには参ったが、まあ解説が無いとワケワカという気もしたので許す。ときどきセリフに英語や日本語が混じったりして観光客向けにアレンジされている感はあったが、思ったよりも動きが激しくて面白かった

帰りはホテルの人が案内してくれたテピ・サワというところで食事。バリ最終夜はアンカービールで乾杯

ここではリブステーキを食べたのだが、とてつもなくデカイ肉が出てきて驚く。店のすぐ外は田んぼらしく虫の音やカエルの声が聞こえるのどかな雰囲気。できればお昼に来たかった気もしたが、最後の夜がバリらしい雰囲気の中で過ごせたことで良しとした