カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

世界陸上、日本勢不調も「こんなもん」?

TBSの宣伝のわりに日本勢が低調なことにイライラしている方も多いのではないかと思われる世界陸上。でもこの大会、ほんの3大会ほど前までなら日本人はほぼ蚊帳の外。マラソン以外は外国人だけの大会と言っていい状況だったわけだし、むしろ多くの種目でそこそこ「参加」できるようになっただけでも大したものだとわしなどは思ってしまう

とは言え確かに今回の日本勢は低調。調整に問題があったという気もするが、ほかの一流選手も五輪が来年にあることを考えると決してピークを合わせてきたとは思えないフシがあるだけに、あまり言い訳はできない

結局のところ、いつでも他を圧倒できるだけの力がなければ難しい、ということになろうが、この辺毎日新聞の記事がもっとも的確に分析していたので紹介する
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 日本勢が波に乗れない。男子ハンマー投げ室伏広治(ミズノ)は入賞どまり。男子二百メートルの末続慎吾(ミズノ)は2次予選、男子四百メートル障害の為末大(APF)、女子走り幅跳び池田久美子(スズキ)、男子走り高跳び醍醐直幸富士通)は予選で敗れた。

 力通りの結果とも言える。競技を終えた選手の、大会開幕時点での今年の世界ランキング(今大会不出場者を含む)は、最高で末続の9位。室伏、為末、醍醐は10位台、池田は20位台だった。期待の背景には「自己記録並みの結果が出せれば」という前提があるもの。絶好調でなくても確実に上位を争うだけの強さは、まだ備わっていないのが現実だ。
 不調のまま大会を迎えた為末のように、調整力にも課題が残った。為末が「期待されている以上、不調でも『メダルを狙う』と言わねばならないのはきつかった」と明かしたように、地元の代表としての重圧も練習や調整に響いたようだ。

 末続や醍醐のけいれん、男子四百メートルの金丸祐三(法大)の肉離れなど競技中の異変も多い。高野進監督は「チームとして調整に問題があったと考えねばならない。できる限りの対応をしてベストを尽くす」と、原因解明と対策を急ぐ意向だ。

 目立たないが力を発揮した選手もいる。男子百メートルでは朝原宣治大阪ガス)が準決勝に進み、塚原直貴東海大)も自己記録を更新。女子四百メートルの丹野麻美(福島大)、男子千五百メートルの小林史和(NTN)も準決勝に進む健闘を見せた。この後、男子棒高跳び澤野大地(ニシ・スポーツ)や女子マラソン勢が控える。最高の戦いを望みたい。【石井朗生】

まったく同感。ひとつ付け加えるとハンマー投げの場合、室伏の記録はこれまでの大会なら3位くらいになってもまったくおかしくないもの。これは室伏の調子が今ひとつだったことに加えて運悪く他の選手の記録が思いのほか伸びたということもあろう。むしろ調整不足の状況でもあれだけの結果を出せる室伏の実力は正に世界レベルにあると言える

日本勢だけに過度の期待さえ抱かなければ世界陸上はいつもの通り面白い。純粋に世界最高の力と技を楽しめば良いのだ。少なくとも某テレ朝の「世界水泳」とは比べ物にならないほど真の一流選手が集った大会なのだから