カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

BD初投射「ロッキー」

PS3購入の本来の目的、BD(Blu-ray disk)導入にあたって最初に購入すべきソフトが見当たらないことは前に書いた。本当はバンダイビジュアルから出ている「パトレイバー2」が欲しかったのだが、このBD、リマスター版のDVDと同梱の2枚組で価格なんと1万円超。その昔、質の悪い徳間の「天空の城ラピュタ」LD2枚組を1万2千円も出して買った身からすればどうってことない気もするが、DVDとのセット売りというのが気に入らない。こんなマニアックなもんを買ってまで観たいと思う人なら、ほとんどの場合DVDは既に持っているだろうし、BDを買うからにはBDの高画質高音質が目的なのだから、どちらも劣るDVDが付いてたって意味無かろうと思うのだが

昔からEMOTION(バンダイビジュアル)はこの手法だ。マニアの弱みを突いて何度でも同じソースを買わせ金を搾り取る悪質な手口。通常版を出した後に「実は未公開シーンがありました」とか「マスターを見直してリニューアルしました」とか「サラウンド音声で再録しました」とか、、、もうその手は食わねえ。さっさとBD単独で出しやがれ!、、、DVDあげるから誰か4000円くらい出して一緒に買いませんか?(弱)

閑話休題

というわけで「パト2」購入は断念したのだが、「ロッキー・ザ・ファイナル」の発売まで待つのはあまりにもツライので某電器店で初BDソフトを物色。と、あるじゃないのこんなマストアイテムが!と見つけて買ってきたのがこれ

しかし一体わしが「ロッキー」のパッケージソフトを買ったのってこれで何回目なんだろう?一番最初は確かレンタル店のセカンドセールで買ったVHSテープの吹き替え版、次が2枚組のLD、そしてDVDの5枚組BOXセット。ってことは4回目かい。まあ、DVDだけでも2、3回買っちゃった人もいるだろうから、コアなファンはこんなもんかもしれない

就寝間際に記念すべきBD初投射開始。PS3のコンポーネントケーブルでXV-Z9000に、音声は光デジタル音声ケーブルでAVアンプに接続。音声はオリジナル英語音声がdts-HDなのだが、うちのアンプでは従来のdtsしか再生できないため正当な評価はできそうにないので避ける。とは言え、もともと小うるさい映画ではないのでこれでも十分かもしれない。特典映像はまったく無しの本編のみ。しかし、わしはもともと特典にまったく興味のない人間なのでオッケー

最初は720p出力で観ていたのだが、どうも不自然なノイズが多かったので1080iにしてみるとこちらの方が具合が良い

映像はパッと見それほど鮮明ではない。比較対象が無いのでまだ何とも言えないが、近年の映画をハイビジョンで観たときのような派手さは感じられない。しかし冒頭の試合シーンでの観客席、エイドリアンが働くペットショップの雑然とした店内の様子、ロッキーのアパートの室内など、画面全体の情報量が増えるほどDVDとの密度の違いが如実に現れてくる。WOWOWのハイビジョン放送はかなり鮮鋭で高レベルの映像だったが、それと比べるとBDソフトはややマイルドながら独特の味がある。古い映画なせいかフィルムグレインも盛大に乗るのだが、かえってそれがフィルム上映を観ている様な感覚を与え、むしろ心地良いほど

高解像度ならではの新たな発見も。序盤、ガッツォがロッキーの手ぬるい借金取立てを咎めるシーンがあるのだが、このシーンの最後ガッツォが車に乗り込むところでロッキーの背後を小雪が舞っている。このことはWOWOW放送版で発見したし、DVDでも注意して観ていればわかるのだが、実はこれより前の2人の会話の間もほんの少し雪がチラつき始めているのが確認できた。そのほかにもロッキーの部屋に立てかけたマットレスがナイフで無造作に壁に固定されていたり、そのマットレスの破れ目からスプリングが覗いていたり、ロッキーのトレーニングシューズがコンバースのハイカット、などなど、たぶんDVDでもしっかり観ていればわかることなのだろうが、高精細ゆえに細かいディテールに目を奪われてしまう

最初は大した画質じゃないな、と思ってしまったのだが、観れば観るほどその高画質に驚かされる。こんなほとんどマスターレベルの映像を自宅で鑑賞できるようになったことに素直に感動してしまった。これで完全なHD環境が整ったら一体どんな新たな感動が待っているのやら。想像するだに、、、欲ちいw