カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

こういうのを「卑怯者」と言う

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20071211ddlk01040188000c.html

「無防備平和条例」制定の直接請求について、札幌市議会総務委員会は10日、全会一致の反対で否決。上田文雄市長は市民約4万人の署名を重く受け止め、08年度に「平和事業担当」を新たに設置する考えを示した。

 同条例案の元となるジュネーブ条約追加第1議定書では、「無防備地域」を宣言するには、戦闘員や兵器などの完全な撤去など4条件を満たすことになっている。上田市長は反対理由について「(防衛政策に関する事務について)私の権限では4条件を満たすことができない」と述べた。

なんというか、、、ほんとに札幌にはこんなおっぱっぴーな人たちが4万人もおるんかいな。まあ、署名したほとんどの人はよく内容も確かめずになんとなく署名しちゃったんだろうと思うが(希望)、本気でこんなものがまかり通ると思っているのなら、その精神構造にはかなり問題がある

ちなみに記事中にあるジュネーヴ諸条約追加第一議定書の第59条の第2項に定められた無防備地区の宣言条件は次のとおり

(a)すべての戦闘員が撤退しており並びにすべての移動可能な兵器及び軍用設備が撤去されていること。
(b)固定された軍事施設の敵対的な使用が行われないこと。
(c)当局又は住民により敵対行為が行われないこと。
(d)軍事行動を支援する活動が行われないこと。

これを読めば確かに「反戦お花畑信者」にとっては理想的な状況に見える。だが、この無防備地区の宣言は「敵対する紛争当事者」に対して行われるものとされており、「できるだけ正確に(無防備地区の)境界を定め」るものとしている。すなわち、この条例の意味するところは「侵略されても自分たちだけは巻き込むな」ということになる。こんなものが本当に許されると思っているのなら、よほどの卑怯者と言わざるを得ない。国家が蹂躙されても命さえ助かればそれでいい、という心象はまったく理解できないし、それで元の生活が保たれると思う方がどうかしている

いろいろ言いたいことはあるが、これがどんなに馬鹿馬鹿しいことかは札幌市議会の「全会一致の反対」という結果がすべてを物語っているので割愛する