カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

どうしてプロジェクターは人気がないんでしょう?

どうしてプロジェクターは人気がないんでしょう?という質問が価格ドットコムの掲示板に上がっていたので、わしなりに答えてみようと思う

質問者の方は

  1. 部屋を暗くしなければいけない
  2. 高価なのでは
  3. うるさくないか
  4. 設置性が悪いのでは
  5. ランプの寿命がある

という理由を挙げていたが、まあ概ね正解ではないかと。ただこれらの問題って前提となる条件によってはまったく問題にならない場合もあると思う

わしが考えるプロジェクターがイマイチ普及しない理由は、嗜好、機器としての特性、家族構成を含む住環境の3つに分けられると思う

まず、世の中には「画面の大きさやキレイさなんてどうでもいい」という人が相当数いるということ。こういう人にプロジェクターの素晴らしさをどれだけ説明したところで価値観が共有できないのでまったく意味を為さない。映画なんてほとんど見ないという人も同様

次に、プロジェクターは単体では使えないということ。最近はDVDプレーヤー内蔵のプロジェクターも確かに存在するが、ほとんどのプロジェクターはその大画面を楽しむためにテレビチューナー、DVDやBDのプレーヤー、音を出すためのアンプ、スピーカーなどを必要とする。しかもそれらをケーブルで接続しなければならないので、この分野に疎い人はこの時点で挫折する。さらにスクリーンも用意せねばならず、プロジェクター本体以外の初期投資がかかるという意味では先に挙げた「高価だから」という理由ともダブってくる。ただし物の値段が「高い」か「安い」かはひとえに個人の価値判断なので全部で10万円でも「小型テレビで十分」という人もいるだろうし、100万円以上かかっても「車よりは安い」という人もいるだろう

んで住環境。プロジェクターで映画を楽しむには、質問者の方も言っているがどうしても部屋を暗くする必要がある。となると、住宅の中の一部屋をそのために犠牲にしなければならない。専用ルームを設置できるような人はともかくとして、リビングシアターの場合家族が全員で同じものを同じ時間に見なければならなくなる。うちの場合が正にそれで、基本的には相方と息子が寝静まってからしかプロジェクターに灯を入れることはできず、息子が成長したらしたで観るものを吟味する必要も出てくるだろう。まあ、テレビのチャンネル争いと同じと言えば同じだけど

という風に考えていくと、結構プロジェクター普及の要件は厳しいような気がする。やっぱり結局は趣味人のためのものなんだよね

ただ上記の問題は一人暮らしなら全部解決できる。部屋にプロジェクターを置いて、生活すべてをそれに合わせられる価値観を持ち合わせてさえいればワンルームでもシアターは構築できる。事実わしはかつてそうしていたしね

さらに金があれば一発解決だろ、というツッコミは無しの方向でw