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カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

うた魂♪

別のDVDの特典映像で予告編を見た相方が観たがっていたのでレンタルDVDにて鑑賞

うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]

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歌声とルックスに自信を持つ合唱部のソプラノパートリーダーの荻野かすみは、写真に写った自分の姿にショックを受け退部を決意。しかし最後の舞台として参加したイベントで不良たちの型破りな合唱に心を打たれたかすみは再び合唱への情熱を取り戻す、、、といったストーリー

一言で言ってバカ映画である。バカ映画であることを承知の上で観れば何の問題も無いが、変に青春映画として観ようとすると前半で挫折する可能性は高い

映画の序盤、夏帆演じる主人公かすみの勘違いっぷりを表すための小ネタが今一つ笑えるものになっていない。映像エフェクトや大げさなBGMでなんとか盛り上げようとするのだが、やればやるほど寒い。そこを何とか救ってくれるのが不良(と言うにはかなり硬派だが)グループ・リーダー役のゴリ。彼が高校生を演じるのは当然かなりの無理があるのだが、それは置いても物語の中盤以降を引っ張る彼の活躍は大きい。対して薬師丸ひろ子演じる教師のキャラクターは作品中まったく確立できておらず、登場した必要性すら感じなかった

物語の本筋にあたる主人公の心の動きは思いのほか丁寧に描かれている。自己中心的ではあるものの決して悪い子ではないかすみが、仲間との協調性に目覚め成長していくさまはなかなかに爽やかで応援してあげたい気分にさせられる。「若さゆえ」の無軌道さにパワーを借りない分「スウィング・ガールズ」あたりより肩入れできた

「スウィング・ガールズ」で思い出したが、この映画はおそらく「スウィング〜」や「ウォーター・ボーイズ」「フラガール」あたりと同じジャンルに分けられがちなのだと思うが、その手法は大きく異なる。前述の作品で描かれる主人公達の成長は楽器演奏やダンスの技術向上を柱としている。しかし「うた魂」で描かれるそれはあくまでも心の成長が主眼であって、歌唱技能の変化は一切描かれていない。無論最終的に込められるメッセージはどの作品も「一つのことに一生懸命になれることの尊さ」には違いないが

合唱シーンの出来はまあまあ。技術的なことはよくわからないが、あのくらいのレベルの合唱部ならゴロゴロいるのではないかとも思ったり。かすみたちに感動を与える不良男子の合唱は面白いといえば面白いのだが、わし自身が尾崎豊にまったく共感できない人間なので特に感想なし。ラストの会場を巻き込んだ「あなたに」も正直言って変。「これがハーモニーなんだ」ってそれは違うだろう?

昨年見た「天然コケッコー」での瑞々しい演技も素晴らしかったが、夏帆は不思議な魅力を持った女優だ。この作品が彼女の持つ魅力を生かしていたかと問われれば大いに首を傾げざるを得ないが、映画でこそその才能が輝くことは間違いない。長澤まさみがそうなってしまったように、テレビで大量消費されるタレントの一人にだけはならぬよう切に願う

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