WBCキューバ戦展望ではなく要望
もう後がない。テレビではキューバ投手は弱いとの楽観論が横行しているが果たしてそうか?
確かにメキシコ戦でベラが負傷、継投したラソも球数制限のため登板できない。この2投手に加え、前の試合で先発したチャップマンも投げられないため、主力となる先発型投手はいない。しかしこの試合はいずれにしても総力戦なので出し惜しみせず細かく継投してくることになるだろう。こうなると剛柔多彩なキューバ投手陣は逆に脅威だ
前回沈黙したキューバ打線も黙ってはいないだろう。もともと基本に忠実な好選手が多いだけに、勝ちにこだわってコツコツ当ててくるようだと手強い
それともう一つ。審判を味方につけたい。無論、付け届けをしろなどという意味ではないw。エキサイトしやすい状況にはなると思うが、粛々と試合をこなして審判の心証をよくしたいということ。感情で判定が揺れる審判も確かに問題だが、ここはむしろ積極的に逆手にとって利用したい
ベンチにはランナーを少しずつでも先に進める采配をお願いしたい。野球は「守備側が3つのアウトを取る間に、攻撃側がいかに走者に4つの定点を通過させるか」で決まる競技だ。そこのところをもう一度思い出して欲しい。百戦錬磨のプロに言うことではないかもしれないが、ことここに至ってはシンプルに考えるべきだ。投手が打たれていないだけに、なおさらそこを大事にしてほしい