今日のNHKスペシャル
「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回アジアの一等国」と題された番組を観た。あまりに恣意的な番組づくりに萎えた
こういう番組は客観的事実を積み重ね、そこに論評や証言を加えていくべきだろうに、ナレーションで「強制された」「○○させられた」という表現を繰り返し使用して、視聴者の印象をある一定の方向に誘導する。さらにそこに陰鬱なマイナー調のBGMをかぶせてネガティブイメージを助長する。証言はそれなりに貴重なものかもしれないが、あくまで「こういう評価がある」というものに留めて、「(他方)こういう評価もある」といった多方面からの証言を集約して紹介しなければあまり意味が無いのではなかろうか?
もっと言ってしまえば「証言」そのものも質問内容がわからないので、誘導尋問的な匂いを感じずにはいられなかった。まあ、差別はあったろうさ。そこまでは否定しないけどね
ここまでは「またかよ」って感じで流せばよかったがちょっと看過できなかったのは、番組中であたかも沖縄の人々までが「侵略によって日本人に同化させられた」かのような表現があった点。そういう認識で番組を制作しているのだとしたら、最初からだいぶ普通の日本人とは違う人たちによって作られた番組だと言わざるを得まい
こういう風に書くと良識派を気取る左翼の方々は「右翼は負の歴史に目を向けない」などと言い出しそうだが、ならば戦前の日本の肯定的な面について語った番組がこれまでにあったか?と問いたい。バランスを欠いているのはいずれの側か?
どうやらこの番組は注視が必要なようだ
※番組の詳しい内容批判については「台湾は日本の生命線!」のこちらの記事を読んでいただきたい