カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

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時事ドットコム

 麻生太郎首相は10日夜、終戦の日である15日の靖国神社参拝について「最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べ、見送る意向を明らかにした。
 首相は「国家のために尊い命をささげた人たちを、政争の具とか、選挙の騒ぎとか、新聞のネタにするのは間違っている」とも語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は就任直後の昨年10月、靖国参拝について「行くとも行かないとも答えることはない」として明言を避けていたが、参拝した場合の中国や韓国の反発などを考慮したとみられる。 

(゚д゚)ポカーン
この記事だけを普通に読むと、なぜこの発言が「靖国参拝見送りへ」になるのかまったくわからない
この記事のまま麻生首相の意図を考えると「オレが靖国神社に参拝するとかしないとかイチイチ大騒ぎすんな」ってことにしかならない。もっと積極的に解釈すれば「オレが靖国行ってもテメエら騒ぎ立てるなよ」ってことになってもおかしくないと思うのだが。何せ政争の具にするのも選挙に関連付けて騒ぐのもマスコミなんだから
んで、これがなぜ「靖国参拝見送り」になるのか?この靖国参拝について麻生首相に質問したバカ記者はどこのどいつだ?と思って全文を探してみたら、やっぱり、案の定、例によって例の如く、朝日新聞の質問に答えたものでしたw
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/288295/

 −−朝日新聞です。15日の終戦の日に総理は靖国神社に参拝されるつもりはあるか

 「靖国の話については、おたく(朝日新聞)の新聞に投稿したことがある。読んだことがありますか?」

 −−存じております

 「じゃ、それが答えです」

 −−総理…(別の記者)

 −−15日…(朝日記者。前の記者と質問がかぶる)

 「(朝日記者に対し)あなたの質問、まだ少し不満のようだから」

 −−いえいえ

 「まだ読んでないようだから」

 −−(朝日記者)15日以外の日でも同様に、お考えについては…

 「読んだ、あの記事を読んだ上でその質問をしておられるんですか? あれに書いてあると思いますけどね。その上で皆さんに分からせようと思って聞いておられるという風に理解する、そういうことかしら?」

 「僕は靖国というものは、少なくとも国家のために尊い命を捧げた人たちを、政争の具とか、選挙の騒ぎとか、新聞のネタにするのは間違ってると思ってます。あれは、最も政治とか、そういったマスコミの騒ぎから遠くにおかれてしかるべきもんですよ。もっと静かに祈る場所だと、それが答えです」

やはり行くとも行かないとも言ってない。朝日への寄稿文の内容に触れないとその部分を推測するに至らないのに、一足飛びに「参拝しない意向」とするのは記者の怠慢ではないか?
ここでようやく件の朝日への投稿を紹介する
麻生太郎オフィシャルサイト

靖国宗教法人であるから、外部の人々は変化を強要できず、靖国自らの決断抜きには何事も進まない。それを踏まえたうえで、以下靖国のいやさかと、 天皇陛下のご親拝の実現を願う立場から私見を述べたい。  
靖国はまず、宗教施設でなくなる必要がある。政教分離原則に照らし一抹でも疑いが残る限り、仮に他に問題がなくとも、皇族方はもとより首相や閣僚の参拝が安定しない。無理に参ると、その行為自体が靖国を政治化し、再び本旨を損ねる悪循環を招く。

失礼ながら必要な部分だけつまみ食い。これを読めば「無理に参拝を強行するのは本意でない」と確かに読める。が、それはここまで読み込んで、の話。しかもこれを合わせて読めば、先の発言はこう解釈するのが妥当だろう

首相として参拝を強行することは靖国神社参拝の政治問題化を招くため、自分の本意ではないが、本来心静かに英霊への感謝の祈りをささげるべき靖国神社を強引に政治と結びつけて騒ぎ立てるのはいかがなものか

麻生首相靖国神社に対する私案については今あれこれ言わない。ただ一言言わせてもらうなら、麻生首相には外野を気にせず心静かに靖国神社を参拝していただきたいと願うのみ。しかし記者は横着せずに事実を記述し、過不足無く首相の意図を読者に伝えるべきだし、それが記者の仕事だ。それができないのならジャーナリストを名乗るなと言いたい
ポチッとな