カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

事実は小説より奇なり

外貨準備:政府が米金融2社救済案 08年8月に支援検討 - 毎日jp(毎日新聞)

 米政府系住宅金融機関2社が経営危機を迎えていた08年8月下旬、日本政府が外貨準備を使って両社の支援を検討していたことが5日、関係者への取材で分かった。入札不調に終わる懸念があった2社の社債数兆円を、日本政府が買い支える計画だった。世界的な金融危機に陥る瀬戸際とはいえ、公的資金で外国の金融機関を救おうとしたことは極めて異例で、経済的に密接不可分な日米関係の特殊性を明らかにする事実といえる。

 金融機関2社は、社債で調達した資金で金融機関から住宅ローンを買い取り、証券化商品に組み替えて投資家に販売しているフレディマックファニーメイ。両社が発行した住宅ローン担保証券の残高は約6兆ドル(約540兆円)と米国の住宅ローン残高の半分を占め、世界の金融機関も広く保有していた。両社が経営破綻(はたん)すれば、日本を含めた世界の金融システムに深刻な影響を与えることは確実だった。

 両社の経営危機は08年7月に表面化。米政府は7月中旬に最大4000億ドル(36兆円)規模の出資枠の設定などの救済案を発表したが、市場は沈静化しなかった。両社は9月上旬に合計で200億ドル(約1.8兆円)規模の社債借り換えを控えていたが、信用不安から社債の買い手が現れない可能性が高く、資金繰り破綻の懸念があった。

 日本政府では、限られた財務省幹部が米財務省と緊密な連携をとりながら、外貨準備から数兆円を拠出して両社の社債を購入する救済策「レスキュー・オペレーション(救済作戦)」という名の計画を立案。通常は非公表の外貨準備の運用内容をあえて公表し、日本の支援姿勢を打ち出して両社の経営に対する不安をぬぐい去ることも検討した。

 しかし当時の伊吹文明財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。米政府は9月7日、公的資金を投入して両社を国有化し救済したが、同月15日には米リーマン・ブラザーズが破綻し、結局、金融危機の深刻化は防げなかった。

 伊吹元財務相毎日新聞の取材に「大臣決裁の段階にはなかった。しかし、米国の経済危機が目前に迫る中、日本の外貨準備で損失が出かねない資産を購入すべきでないという当たり前の判断だ」と述べた。【斉藤望】

わしは福田康夫元首相が弱腰外交の媚中派だと信じて評価していなかった。しかしそれは大きな間違いだったのかもしれない。一部には「売国行為」とまで言われた白樺ガス油田共同開発に関する中共との外交交渉では、巧妙な駆け引きによって実質的に中共側の主張する国境線を後退させることに成功していたこともわかってきている。記事の件も、自らの首相辞任とそれに伴う総裁選という権力の空白を作り、時間稼ぎをすることでアメリカの執拗な要求を突っぱねたと見る事もできる。そう考えれば福田首相が辞任会見で「私は自分を客観視できる。あなたとは違うんです」と言い放った意味もまったく違ったものになってくる

問題は毎日の記者がなぜ今こんな記事を書いたか?だが、表向きはっきりとは書けない状況の中での記者個人の中川昭一氏に対する一種の弔い、と考えるほかはなさそうだ

これが事実なら昨今起こったさまざまな出来事がアメリカを軸に一つに繋がって見えてくる。渡辺喜美がなぜ自民党に反旗を翻したのか?韓国経済がなぜ昨年の9月危機を乗り越えられたのか?中川昭一はなぜ財務官僚に一服盛られたのか?なぜG7の開催中に中川昭一は死んだのか?藤井裕久はなぜG7で無視されたのか?
まさに「事実は小説より奇なり」なのかもしれない
ポチッとな