カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

完全無欠のダブルスタンダード

22日付の読売新聞社
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091021-OYT1T01299.htm

郵政次期社長 意外な大蔵次官OBの起用(10月22日付・読売社説)

 「脱官僚」を旗印とする鳩山内閣が、日本郵政の次期社長に白羽の矢を立てたのは、意外にも官僚出身者だった。

 政府は、20日に辞意を表明した西川善文日本郵政社長の後任として、東京金融取引所社長の斎藤次郎・元大蔵事務次官を内定した。

 政権交代による郵政民営化見直しで、経営トップも民間人から官僚OBにかわる。民営化が後退するのではないかと懸念する向きもあろう。斎藤次期社長には、「官から民へ」という郵政改革の原点に沿った経営を望みたい。

 斎藤氏は、その剛腕ぶりから、旧大蔵省で「10年に1人の大物次官」と評されていた。

 次官在任中の細川連立政権では、消費税を衣替えする「国民福祉税構想」に関与したとされる。民主党小沢幹事長との親交の深さでも知られている。

 民主党は野党時代、日銀総裁人事で財務省OBの起用に強く反対し、長期間にわたる総裁空席の事態まで招いた。

 それが今回、一転して大蔵OBの起用に踏み切ったことで、一貫性を欠くとの見方もある。

 だが、適材適所であれば元官僚といえども、起用をためらう理由はない。民主党が人材活用の手法を転換したのなら歓迎である。

 亀井郵政改革相は21日の記者会見で、斎藤氏起用の理由について「非常に有能で、人格もすばらしい。新政権の郵政民営化の抜本見直しについて、ほぼ同じ考えを持っている」と説明した。

 ただ、従業員20万人を超す巨大企業を率いるだけに、手腕が問われるのはこれからだろう。

 斎藤氏は、21日の記者会見で、経営方針などについて、「正式に就任した後で話したい」と述べるにとどまった。

 民営化された郵政グループは、利用者サービスの低下を防ぎつつ、スリム化や効率化を進めねばならない。郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3事業を民業として成り立たせるためだ。

 経営課題は山積している。郵便は、電子メールの普及などで扱いが減っている。宅配などの物流事業も、改革を進めているものの、展望は開けていない。

 銀行・保険の金融分野は、民営化した後も「暗黙の政府保証」が残り、貯金残高は約180兆円にのぼっている。

 集めた資金の8割は国債で運用され、資金の流れは「民」に向かっていない。運用先を多様化し、収益性を高めねばならない。
(2009年10月22日01時28分 読売新聞)

( ´゚ω゚`):;*.':;ブッ

えーっと、いつから読売新聞は天下り容認に転じたんでしょう?この日から?

適材適所であればOKって、その理屈なら個人の能力によほどの疑問符がつかない限りオールOKだろーがw

問題はそこじゃなくて、公務員として一度退職金を受けた人が「天下り」「渡り」を繰り返すたびに多額の報酬を受け取る仕組みの方だろうが。そこを指摘し、問題点を問い質した上で「適材適所の人材登用」を認めるのならわからんでもないが、これでは「今まではダメだけど今回はOK」という意味にしか受け取れない

こんなものは完全なるダブルスタンダード