働かないならクビにしろ!
口蹄疫感染被害が国内ではかつてない規模で広がっている中、のうのうと外遊を続けていた当の責任者、農相の赤松広隆が8日帰国した
当然帰国早々に現地の視察へ向かい、状況把握と対応指示につとめるのであろうと思っていたら、何とこいつ帰国するや栃木県佐野市へ向かっていた。何をしに行ったのかと言うと
なんと民主党議員の後援会結成式に行っていたのだ(証拠)。こいつ口蹄疫をなんだと思っているんだ
平成12年に同じく宮崎県と北海道で口蹄疫感染が確認されたとき、衆院農林水産委員会で当時の玉沢徳一郎農相はこう発言している
口蹄疫は極めて悪性の家畜伝染病でありまして、その蔓延を防止し、清浄化を図ることは、我が国畜産の将来のみならず、国民生活にとっても極めて重要と考えているところであります
これが通常の認識というものだ。しかもこのときの被害は牛740頭を殺処分というものだったが、今回殺処分対象となっている家畜は牛豚合わせて既に6万頭に達しようとしている。にも関わらず、
「政治主導」を掲げる政権の担当閣僚は、畜産業の将来と国民生活よりも選挙応援を優先したのだ!
仮に外遊が外交儀礼上取り消すことの許されぬものだったとして、ではその間の代理責任者は一体誰だったのか?その答えは官報にあった
http://kanpou.npb.go.jp/20100507/20100507h05306/20100507h053060003f.html
赤松外遊中の臨時代理は福島みずほだったのだ。福島はGWの間中日本国内に居たが、ヤツの活動はブログなどを参照すればわかるがメーデーの集会への出席、憲法護持の集会への出席、普天間基地移設問題関連のテレビ出演といった具合だ。まったく大臣代理としての仕事などしていないに等しく、当人のブログやツイッターでも関連の発言は見られない
「大臣の視察はパフォーマンスに過ぎない」という見方もあろう。しかし仮にも「政治主導」を掲げている政権の大臣なのである。国家的な危機に際して、何をさしおいてもまずは現地に赴いて指示を与えるのがごく当たり前の責務というものだろう。赤松や福島はたったその程度の責任感も持ち合わせてはいないのだ。こんな大臣、必要ないどころか国民生活にとって害でしかない
これだけの大事態に対し、報道の扱いが驚くほど小さい。これには「感染防止のために現地に取材に入れない」「風評被害防止のため」などの原因もあるのかもしれないが、少なくとも防疫の進捗状況や人体への影響が無い旨を周知する必要はあろう。しかし現状はそれすらも十分に為されていない。これに対しては東国原宮崎県知事のTwitterでの発言を見てほしい
現地自治体の首長にしてこの発言である。これは一体どういうことか?