カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

特定秘密保護法自体は必要なんですが

いきなりですが、正直言ってアタクシは今回の特定秘密保護法案には諸手を挙げて賛成というわけではありません

無論、左派団体やマスメディアのように「暗黒時代の到来!」とか「軍国主義の復活!」などといった頓珍漢な批判をするつもりは毛頭ありません

「拡大解釈が可能」というのは現行法でも同様ですし、重大機密の漏洩に対して刑罰という形で抑制をかけることにも特に異論はありません。むしろ国防上の機密保持のための法整備は急務と言っても過言ではないでしょう

しかしながら、今回衆院を通過した法案の文面を見るに「その漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるため、特に秘匿することが必要であるもの」とする特定秘密の指定要件は確かに具体性に乏しすぎるきらいがあると思います。秘匿する情報についてはその目的が国民の利益を害するものではない、ということを明確にする意味でも、もっと細かく規定することはできたのではないか?と思っています(それこそ左派政権が誕生してしまったら大変なことになりますから)

本来であればこの辺のところを最大野党である民主党あるいは維新の会あたりが野党間の意見を調整して修正案を出し、委員会の場でじっくりと議論すべきところだと思うのですが、国会論戦の低調ぶりを見るにつけ、法案策定能力に著しく欠けた民主党や、ヒステリックに廃案を叫ぶだけの共産党社民党にそのような建設的な議論を期待すること自体無理なのだろうな、と思わずにはおれませんでした

ここまでの論戦の中で、安倍首相は第三者機関の設置の必要性については異論ない旨を表明していますし、まずは法の適正運用のための制度設計をじっくりと進めて欲しいな、と今は考えております