カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

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ベッテル「最終戦だけポイント2倍なんてばかげてる」

 9日、FIAは「シーズン最後まで選手権に対する集中を最大限に維持するため」、2014年の最終戦ではドライバーズ、コンストラクターズ共にポイントを2倍与えると発表した。

 ベッテルレッドブル・レーシングが4年連続でチャンピオンの座を獲得、ベッテルは19戦中第16戦インドGPでドライバーズタイトルを確定した。
 ここ数年のベッテルの強さによってファンの関心が薄れるという懸念が生じ、タイトルの決着をできるだけ長引かせるための措置がとられたものとみられている。

 ベッテルは、この新規則はばかげていると痛烈に批判している。

ブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグ)で最後の試合に突然得点が2倍になると想像してみなよ」とベッテルはドイツのSport Bildに対してコメントしている。
「ばかげている。シーズンを通して一生懸命働いてきた人たちに対して不公平だ」
「僕はF1の従来の伝統を尊重する。この新しい規則は理解できない」

おそらく世界中のF1ファンがズッコケた最終戦ポイント2倍ルール。クイズ番組のような演出でチャンピオン争いの興味を引っ張ろうというこの浅はかな発想には呆れるばかり。ベッテルの批判は一から十までごもっともとしか言いようがない

やるんなら2ヒート制を導入してポイントを2戦分つけるレースを作るとか(これとて無茶苦茶だが)、チャレンジを促すためにファステストラップにもポイントを与えるとか、もっとほかにやりようがありそうなものだが、こんなくだらないことを本気で議論しているようでは、F1グランプリという競技自体がもはや末期的なところにまで来ているのかもしれない

F1のルールにはこのほかにも使用できるパワーユニットやタイヤの数を極端に制限したり、最速タイムがさほど重視されない予選方式など不可解なものが多い。正直観ている側としても、近年のF1は何を競っているのかよくわからない

本来、F1は自動車メーカーやトップエンジニアが最高のスピードと耐久力を兼ね備えたマシンを作り上げ、それを世界最高峰のテクニックを有するドライバーたちが操り、最速を決めるものだったはず。もう一度その原点に立ちかえって考えなおして欲しいものだ