カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

目くそ鼻くそを笑う

北朝鮮、張成沢氏を処刑 「犬畜生にも劣る人間のゴミ」と激しく非難

北朝鮮朝鮮中央通信は12月13日、党からの除名を報道していた張成沢・前国防委員会副委員長に対し、国家転覆陰謀行為の罪で前日に特別軍事裁判を開いて死刑判決を下し、即日執行したと伝えた。事実上のナンバー2とみられていた人物が1週間の間に失脚、処刑されるという異例の事態に、韓国政府は緊張を強めている。

朝鮮民主主義人民共和国国家安全保衛部特別軍事裁判所は、被告人・張成沢が敵と思想的に同調して、わが共和国の人民主権を覆す目的で敢行した国家転覆陰謀行為が共和国刑法第60条に該当する犯罪を構成するということを確証し、凶悪な政治的野心家、陰謀家であり、万古逆賊である張成沢を革命の名のもとに、人民の名のもとに峻烈に断罪・糾弾し、共和国刑法第60条によって死刑に処することと判決を下した。
判決は即時執行された。
朝鮮中央通信

同通信によると、張氏は金日成主席や金正日総書記の信任を得て要職についたが、2011年の金正日総書記の死去を契機に体制を転覆しようと企てたとした。側近たちと派閥を形成して国家機関を私物化し、内閣の経済機構を機能不全に陥れたという。地下資源や土地を外国に売却することで「政治的野望の実現に必要な資金を確保するため、各種名目で金儲けを奨励して不正腐敗行為をした」と断罪している。

同通信は「凶悪な政治的野心家、陰謀家」「犬畜生にも劣る醜悪な人間のゴミ」などと張成沢氏を激しく非難した。

張氏は全面的に罪状を認め、以下のように発言したとしている。

「政変時期は特に決めたことがなかった。しかし、一定の時期になって、経済が完全に破綻して国家が崩壊寸前になれば、私がいた部署とすべての経済機関を内閣に集中させて、私が首相をしようとした。自分が首相になってから、これまで様々な名目で確保した莫大な資金で一定の生活問題を解決すれば、人民たちと軍隊は私の万歳を叫び、政変は順調に実現するものと打算した」
朝鮮中央通信

即日処刑とは実に未来的なスピード裁判ですな。日本には死刑そのものを非人道的として廃止を訴える人たちがいるが、その人達はこのスピード処刑をどう見るのだろうか?もっとも不思議なことに死刑廃止を訴える人たちと同じ人たちが当の北朝鮮との国交正常化を訴えたりするのだから、世の中摩訶不思議としか言いようがないのだが。。。話が逸れた

しかし「犬畜生にも劣る人間のゴミ」とは、、、同族嫌悪もここに極まれりというところか。朝鮮労働党が発表した張の罪状には、「金日成氏と金正日氏を描いたモザイク画と、彼らによって与えられた導きを示すための記念碑を大同江タイル工場が建てることを妨害した」とか「朝鮮人民内務軍の部隊宛てに送られた金正恩氏の直筆の手紙を天然の御影石に刻み、それを司令部の建物の前に設置してほしいという、部隊の兵士全員からの要望をはねつけた」などといった、浪費を戒めただけなのではないか?と思われるものもあり、なかなかに興味深い。一方で「外国のカジノで浪費した」などというものもあるが、金一族の国家私物化を見れば、せいぜい「似たり寄ったり」「目くそ鼻くそを笑う」といったところだろう

これを金正雲政権基盤強化の一貫と見るのか、むしろ弱体化の露見と見るかは難しいところだが、いずれにしても先鋭化する国家体制の未来はそう長くないだろう。日本政府には正確な情勢分析とともに一日も早い拉致被害者救出を望みたい