カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

屁理屈にすがる阿呆ども

あまりにもヒドイので全文転載
東京新聞:(2)弱さつけ込む恐怖 劇作家 平田オリザ氏:秘密保護法 言わねばならないこと:特集・連載(TOKYO Web)

人間というのは弱い生き物であり、特定秘密保護法はその弱さにつけ込むものだ。
官僚にも志の高い人はいる。国民のために政府の秘密を暴こうと思うこともあるだろう。でも彼らには家族も友人もいる。懲役十年が頭にちらつけば、周りへの迷惑を恐れて行動が鈍ってしまう。周囲の雰囲気にも流される。官僚に無言の圧力をかけるのが怖い。
この法律は市民を監視する公安警察の権力を拡大する作りにもなっている。私は軍事独裁政権時代の韓国に留学していたとき、デモ隊の横を歩いただけで警察官に呼び止められ、有無を言わせず身分証明書を要求された。恐怖を肌で感じた。日本もそうなっていくのではないか。
即座に生活に影響は出なくても、無言の圧力によって、気づかないうちにゆっくりと物が言いにくくなっていく。われわれ表現者が最初に苦しくなる。表現のための下調べにさえ応じてもらえなくなったり、自ら規制をかけてしまったりするかもしれない。
社会がどうなるかを先読みし、人々に分かりやすく示すのが表現者だ。主宰する劇団では毎年この時期、サンタの存在や仕事を面白おかしく議論する劇を公演しているが、秘密保護法の要素を入れることも考えている。例えば、サンタがプレゼントを配るため(特定秘密を知る)政府高官の家に入るのは罪か。権力の問題を命懸けでちゃかすのが使命だ。
安倍晋三首相は記者会見で「時間をとって説明すべきだった」と反省したが、だったらちゃんと国会で審議すべきだった。今からでも世論の力で廃止させる可能性は十分ある。

結論から言うと、こんなものは屁理屈である。まず法の趣旨も条文にも触れず、恐怖のイメージだけを増幅させるやり口がもうダメ。同種の手法がどれだけ建設的な議論を阻んできたのか、まったく自覚に欠けている

官僚に無言の圧力をかけるのが怖い

情報の秘匿については事前に審査の上、情報保持者に通告される。よって「何も話してはいけない」というような圧力をかける事態にはならない。むしろ何を秘密とすればよいのか規定のない現在の方が「無言の圧力」に晒される可能性は高いとすら言える

韓国に留学していたとき、デモ隊の横を歩いただけで警察官に呼び止められ、有無を言わせず身分証明書を要求された

そりゃお前がよっぽど怪しかったんだろうよw。つーか普通に考えて外国人が反政府のデモ隊に並んで歩くって異常だろうが。そもそも特定秘密保護法と結びつけるのは発想の飛躍というものだ

サンタがプレゼントを配るため(特定秘密を知る)政府高官の家に入るのは罪か

家主の許可無く敷地内に入るのは住居侵入罪です。特定秘密とか何にも関係ないし

ちゃんと国会で審議すべきだった

まったくもってその通り。だが、そういう反対派の「為にする」やり口がどれだけ早期の法案成立を推進したか、それがまったくわかっていない。法の趣旨も理解せず、声高に廃止だけを叫んだのがそもそもの敗因だとなぜわからないのか?

何より腹立たしいのは、こんな愚にもつかぬ駄文を堂々と掲載した東京新聞だ。これでは新聞はますます読者にバカにされるばかりだ。目的のためなら手段はどうでもいいのか?読者に訴えかけようとするのならば、せめて理ある論を展開してみせろよ