カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

ローリング・ストーンズ14 on FIREへ行く

ローリング・ストーンズが8年ぶりに来日。バンドは結成50年を過ぎ、ミック&キースは70歳。さすがに今度という今度は最後かもしれないと思うと居ても立ってもいられず来日決定と同時にチケット争奪戦に参加決定。今回の来日公演は東京ドームで3回きり、しかもすべて平日ということで複数回の参戦は早々に断念。2回めの公演となる3月4日にターゲットを絞りこみ、無事チケットを確保した

会社の休みは一日しか取れなかったので、当日は42歳脂肪肝の肉体に鞭打って夜行バス往復の弾丸ツアー決行となった

結論から言ってしまうと、本当に行ってよかった!!
セットリストは以下のとおり

Start Me Up
You Got Me Rocking
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Angie
Doom And Gloom
Silver Train (Fan vote – with Mick Taylor)
Honky Tonk Women
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and Mick Taylor joining on guitar)
Happy (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil
Brown Sugar

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)

事前にFacebookTwitterを活用して呼びかけのあったリクエストでアタクシが投票していたSilver Trainがこの日選ばれたことに大感動。しかも当時のメンバー、ミック・テイラーがスライド・ギターを担当するという最高のシチュエーション!喜びのあまり半狂乱で叫びだしてしまったことを周囲の皆様にこの場を借りてお詫び申し上げますw

思い起こせば16年前のBridges to Babylonツアーの時初めて行われたWEBリクエストではストーンズのレパートリーの中で五本指に入る大好きな曲Shine a lightに当たってるし、今回はライブでの披露は41年ぶりとなるSilver Trainと、たまたまとは言え自分の引きの強さに驚いてしまった

ゲストメンバーとして共に来日したミック・テイラーは姿形こそ観る影もなく変わってしまったものの、そのギターテクニックは健在。歳を重ねてさらに拍車のかかったキースの「弾かない」ギターwの間を見事に音で埋め尽くし、とくにMidnight Ramblerでのミック・ジャガーとの掛け合いでは完全にキースとロニーを食ってしまう大活躍ぶりだった

それにしても驚いたのはミック・ジャガーのパワー。その声量はむしろ70歳の今がピークなんじゃないかと思えるほど。初めて生のミックを見た26年前のソロ公演のときよりも間違いなくパワフルな歌声だった。しかも東京ドームの左右に長いステージを端から端まで走り、スキップしながらでも呼吸が乱れない。8年前にも思ったことだが、まさに超人としか言いようがない

心配していたチャーリーも元気いっぱい。ドラミングも最後までパワーが衰えず、メンバー最年長とは思えぬ健在ぶりだった。ロニーはさほど変わらずw

問題はキース。やはり衰えた感は否めない。それでも初日の2月26日に比べればかなり元気だったということだが、途中までは寝てるのかと思うくらい動きが少なかった。とは言え、Silver Trainでのミック・テイラーを加えての演奏あたりから機嫌が良くなってきたのか、あるいは目覚めたのかはわからないが調子を出し、いつもの自分メインのコーナーでは演奏グダグダながらも気分良さげにオーディエンスに語りかけ、Sympathy for the devilでは間奏でギターを抱えたまま中央のせり出しの先端まで駆け足でやって来てニッコニコでお辞儀。そのまま弾かずに帰ってしまうというお茶目っぷりwで会場を大いに沸かせてくれた

終わってみれば、やっぱりストーンズは最高!最強のロックンロールバンドであることに変わりはなかった。ただ前回には感じなかったバンドの「終わり」が確実に近づいていることは改めて実感させられた。ミック・ジャガーだけなら80歳までだってもしかしたら続けられるかもしれない。しかしバンドとしてのローリング・ストーンズにそれを期待するのは無理なんじゃないかと今回ばかりは思ってしまった

スタジアム級の世界ツアーなんてもう要らない。小さい会場で椅子に座って「イエーイ」って演ったってもう誰も文句言わない。それでチケット1枚10万でも20万でも良いじゃないか。行くよ、そのときは。だからまた来てください。待ってるよ