カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

読書が楽しい

ここのところ改めて読書の面白さに目覚め、いろいろと読み漁っている。きっかけとなったのは天正遣欧少年使節や日本にやってきたキリスト教宣教師のことを調べていて行き当たった「転びキリシタン」クリストファン・フェレイラ。拷問の苦痛に耐えかねて信仰を捨て、日本で澤野忠庵と名を改めてキリスト教批判を行ったというフェレイラのことを知りたくなって、遠藤周作の「沈黙」を読み始めたところ、これがあまりに面白くてそのまま遠藤周作作品にハマってしまった

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

その後、慶長遣欧使節の支倉常長一行を描いた「侍」、人間の本質的な弱さを宗教的価値観と対比(?)させるように描いた連作「白い人、黄色い人」、江戸初期にタイにわたり彼の国の政争の中で生きた山田長政の一代記を描いた「王国への道」と立て続けに読んだ
侍 (新潮文庫)

侍 (新潮文庫)

白い人・黄色い人

白い人・黄色い人

王国への道―山田長政―

王国への道―山田長政―

最初の三冊はブックオフで入手して読んだのだが、「王国への道」はどうしても古本が見つからずAmazonKindle版を購入した。読書用のデバイスは主にiPhoneだったのだが、小さい画面にも関わらず思った以上に快適に読み進めることができた

「王国への道」の後は「銃と十字架」が読みたかったのだが、こちらはブックオフでもAmazonでも見つけることができなかったため、一旦遠藤周作作品は打ち止めとし、今は吉村昭の作品を読んでいる。ここまで読んだのは乗船が難破し鳥島に流れ着いた後、十三年もの歳月を費やしてついに故国に戻った土佐の水主・長平を描いた「漂流」、そして今読んでいるのは1891年に来日したロシア皇太子ニコライが巡査・津田三蔵に斬り付けられた大津事件の顛末を描いた「ニコライ遭難」。どちらもKindle版をiPhoneで読んでいる

漂流

漂流

ニコライ遭難

ニコライ遭難

iPhoneは基本的にどこへでも携行していくので、持ち運びの煩わしさがなく、動作も機敏なので読書デバイスとして大きな不満は無い。ちょっと読んでいて気になったことも、シームレスにネットに繋がるので即座に調べることができ、これは紙の書籍にはなかったメリットで大いに便利に使っている

思いつく唯一の弱点は長時間画面を眺めていると紙に比べて目が疲れやすいこと。とくに没入して読んでしまった後など、目が痛くなって涙がしばらく止まらないことも。これを解決しようと思うとe-inkデバイス、つまりKindlePaperwhiteの購入ということになるのだが、アタクシの考えるiPhone最大のメリットである持ち歩きの手軽さが若干スポイルされてしまうことになるのが実に悩ましい

さてどうするか

Kindle Paperwhite Wi-Fi、電子書籍リーダー

Kindle Paperwhite Wi-Fi、電子書籍リーダー