カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

いわて銀河withエア柴又2017 その4

日曜日はインターバル走をやるつもりが2本で左膝に違和感が出たので、残りは緩ジョグ。まあ大丈夫だとは思うけど、左右ともに膝近くに痛みがあるのはイヤーな感じ(-。-;

不安なくスピード練習に励みたい

なめとこを下って後半戦へ

去年は足が止まった下り。ストライドは広げず、身体の真下へ足を置き、地面からの衝撃を受けて瞬時に後方へ受け流すイメージで走る


ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃー
下から
下から
来たものを
ボクは ひたすら
後ろへ受け流す〜♪

だいぶソフトに走れてはいたが、それでもだんだん腿の前側が痛んでくる


無駄にブレーキをかけながら走ることのないように。痛んだら歩いてしまったほうがマシくらいに気楽に構えて進むと60kmに到達した


下の写真の撮影時間は10時38分(スタートから6時間38分)。感覚的にはそんなに落ちたと思ってはいなかったのだが、確実に疲れてペースが落ちている

山に降った雨がところどころ道に流れ込んできて走りづらい。雨水の流れはまるで川のよう。おお!これぞエア柴又!そうだ、ここは河川敷だ。とかボーッと考えながら歩をすすめる


61.9kmのエイドに到着。ボランティアの方が「あめちゃんもってってー」と言うので、「なんか関西風やねー」と声をかけると笑いが起きてた。せっかくなので飴の山からラムネをもらって口の中で溶かしながら走りはじめた。ラムネは子供の頃から大好きなのでちょっとうれしかった

沢内道までの下り。水溜まりを避けながらえっちらおっちら進んでいると、黄色いウェアの年配男性を追い抜いた。追い抜きざまに顔を覗き込むと、どこかで見覚えのある顔


ハッと思い出し「あの、いつも娘さんと一緒に出場されてる方じゃないですか?」と聞くと「そうです」というお答え。このNさんという方、娘さんがいわて銀河100km女子の部を2連覇中。ご本人も9時間切ってゴールしてしまうほどのすごい方。テレビでインタビュー受けているのを見て顔を憶えていた


しばし並走しながらお話を伺った


Nさん曰く、この日は右の腿あたりが思うように動かず、苦戦していたところらしい。「娘とはこれまで2勝3敗なんで、なんとか今年はと思ってたんだけど、ダメだね」「娘はなんか調子良さそうだったんだよね」とご自分が苦しいところなのに気さくにいろいろ話してくださった。なかなかペースがあげられない様子のNさんに「ありがとうございました。がんばりましょう」と声をかけて先を行った

蛇行する山道をひたすら下っていくと、だんだんと勾配が緩くなり、前方視界がひらけて、コースの向こうに指示棒を振る係りの人の姿が見えてきた


ここは50kmの部のランナーとの合流点。あちらは10kmを過ぎたところだが、こちらは既に60km以上走っている。当然スピードではかなわないだろうと思いきや、合流とともに普通に追い抜けた

そしてコースはついにゴールの雫石へと続く沢内道へ。ここからは若干上り基調ながら、走りやすい直線舗装路。ペースはキロ7分くらいまで落ちていたが、一応走って進んでいる

雨の降る中をポテポテと進んでいると、脇を追い抜いていった車が目の前の路肩に停まった。中から出てきたのは43kmくらいで応援してくれていた会社のO先輩。会社のメンバー全員の通過を見届けて、追いかけてきてくれたとのこと。アタクシを見て「おまえは大丈夫そうだな!」と言うと再び車に乗り込んでゴール会場へ向けて走り去っていった


それから間もなく65km通過。ここまで来ればレストステーションは目と鼻の先。そこまで行けばジェルやBCAA粉末も補給できる。食べるものもある。完走までのメドも立てられるはず

65kmを過ぎてレストステーションまではたったの1500mのはず。でもこれがものすごく長く感じられる


なかなか先が見えてこずイライラしかけたところで、大沢温泉前で見た女神が再度現れた。カメラを向けると元気に手を振って応援してくれる。その姿にこちらもなんだか明るい気分になる

やっとこさで66.5kmのレストステーションに到着。今年は無線連絡でのドロップバッグ受け渡しが機能していなかったように見えたが、アタクシはゼッケン番号がわかりやすかったおかげか、すぐに受け取ることができた

エイドではまず豚汁をいただいた。コップに口をつけて一口すすったら

あっつ!!

気合の入った熱湯っぷりにビックリw。でも雨に降られて冷えた身体にはうれしい。中の具が細かく刻んであって食べやすいのは去年と同じ。味噌の風味が甘いものに飽きた口にはうれしい

さらに茹でアスパラをいただいて(写真なし)、ここならではのお楽しみの名物「ビス天」をいただく。脂っこい!甘い!でも美味い!普段なら太るから食べないであろう炭水化物と脂質の塊が疲れた身体に染み渡る。「食べて食べて」の言葉に乗せられるまでもなく、立て続けにパクパクと3つも平らげてしまった

ひととおりエイド食を満喫した後はドロップバッグに入れた装備品を補充。ジェル、攣り対策のコムレケアとマグオンの顆粒、筋疲労が激しいのでBCAA粉末をありったけポケットとYURENIKUIに押し込んだ


ここで迷ったのが、ご褒美として忍ばせておいたMONSTERを飲むかどうか。去年はこれに70km以降を乗り切るパワーをもらったが、今年はどうも寒くて飲む気がしない。どうしたものかと逡巡するうちになんだか身体が冷えて寒気がしてきた


これはマズイ。それにあまり休みの時間を長くしすぎると筋肉が固まってしまう


よし!すぐスタートしよう!と立ち上がろうとしたら、レース前から痛かった右膝が痛くてなかなか立ち上がれないw。ぬおあっ!と気合いとともに立ち上がると右の膝上あたりにビキビキッと痛みが走る。でも痛いだけなら大丈夫。動けないわけじゃないからまだいける

残りの荷物をゴール行きの便に預けて再スタート。やはり筋肉が固まったのか動きはぎこちないが、走れないことはない。ほぐすつもりでポクポクと進む


沿道には妖怪ウォッチのコマさん?コマじろう?わかんないけど楽しそうに応援している人たちが。カメラを向けると周りが笑いに包まれて盛り上がる。応援に応えて「ありがとうー」と声を出すと、また少し元気が出てきた

69.4kmのエイドでは水分補給とともに保険がわりのガスター10を一錠飲んだ

そして来ました70km。撮影時間は12時4分なのでスタートから8時間4分。60kmからの10kmに1時間26分もかかってるので、やはりだいぶレストステーションで時間を使ってしまったよう


完走の制限時間14時間まではたっぷり6時間近くあるので、脚さえ動けば9割方歩いても間に合う。これで完走のメドはたった

単調な一本道をひたすら北上するのに飽きてきた頃、沢内銀河高原ホテル方面へ向かうコーナーが見えてきた

ここは一旦沢内銀河高原ホテル前まで行って折り返すコース唯一のスライド区間

折り返し点は割と寂しい感じw

折り返して数百メートル進むと73.3kmのエイド。写真は撮りそびれたが、このエイドのところに去年食べそびれた湯田牛乳ソフトクリームの販売車が来ていた。前を通りながら車の中を覗き込んだが売り子さんはおらず。寒いので売れていなかったのだろう

73.3kmのエイドのお楽しみはこの牛乳寒天。あまくて濃い牛乳の味、つるっと食べやすい喉越し。本当に最高

さらにこの奥には去年ブラウニーをいただいた私設エイドが今年も出ていた。でも補給は十分だったので、一言「今年もありがとうございます」とお礼だけ言って先を急いだ

結局今年もスライドではひとりも知り合いに会わず。レストステーション前で追い越したはずの人たちにも会わない。もしかして休み過ぎてる間に抜き返された?

ここから左折して鶯宿温泉へ向かう林道。ここはGoogleマップでは途中で表示が切れてしまっているほど、地元岩手県民ですらあまり使わない道


80km地点までは緩やかな上り基調が続くこの道に入って、いよいよ疲労の色が濃くなってくる。景色も単調で気が滅入ってくるので、イヤホンの電源を入れ、音楽を聴きながら進んだ

ここまでくるとさすがにペースはどうあれ苦しいし、辛い。脚から腰から身体のあちこちが痛い


好きな音楽で気を紛らわせて、周りに誰もいないときには口ずさんでみたりもしたw


FREEのWishing wellはワンコーラス歌い切ってしまったりww


周りのランナーや沿道の応援がいないことをいいことにバカみたいに歌っているうちに75km到達

先は長いが、進んでさえいればゴールは着実に近づいてくる。当たり前のことだけど、それがウルトラマラソンだよなーと思いながら次のエイドを目指してゆっくりゆっくりと身体を前へ運んだ


本編はあと一回かな?つづきます

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