カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

いわて銀河withエア柴又2017 最終回

今朝はチラッとだけ走りました

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下にチラッと新しいシューズが写ってるけど、それについてはまた後日。ちょっと左膝に変な違和感があるのが気になる

 

「チラッと」が被ってるな(-"-)なんぞこのチラリスト

 

いわて銀河withエア柴又のつづき。最終回です

 

終盤戦〜ゴールへ

道の両側は木立ち。沿道の応援もない一本道をひたすら進んで78kmのエイドに到着。ここから次の公式エイドは86.3km地点までない。コース中最も長い無補給区間となるので、ボトルの水を満たし、水とコーラをしっかり飲んで出た

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寂しい。空が暗く翳っているせいか、周りに何人かランナーの方はいるがほとんどの人はうつむいて無言。皆なにかに耐えながら走ったり歩いたりしている。中には突然膝に手をついて大きく息を吐きながら立ち止まったり、足のストレッチを始めたりする人もいる。気持ちはわかる。でもかける言葉がない

 

「がんばれ」「がんばろう」そんなことわかってる。もう十分すぎるほどがんばってる

 

重い空気を押しのけるように歩をすすめると、80km手前のトンネルが見えてきた。ちゃんと覚えている。ここを抜けると長い下り

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トンネルを抜け、長い長い下りが始まる。なめとこの後半ほどの勾配はないが、休みどころなくダラダラとした下りが数キロにわたって続く。着地する毎に間断なく膝上の大腿直筋あたりに痛みが走る。思わず「いででで」と声を上げながら、それでもなるべくブレーキをかけ過ぎないように脚をまわしていく

 

 

80km地点の通過時刻は午後1時16分。スタートからは9時間16分が経っていた

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ひたすら下りを行く。ときどき歩きを混ぜて痛みを紛らわす。でも痛いと言っても走れないわけじゃない。去年は攣りの恐怖と痛みに負けてロキソニンを飲んだが、今年はそんなものに頼らなくても行けそう

 

 

ふくらはぎに加えて脛にも張りを感じるが少し歩けば攣らないで走れる。何度も経験してきたおかげで、攣る、攣らないの臨界点がわかるようになってきた。この調子なら今日はもう攣ることはあるまい

 

 

写真がブレているのはスピードに乗っているからではなく、単に周囲が暗くてシャッタースピードが遅いせい。ペースはキロ7分超の鈍行運転

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82km過ぎあたりだったか。公式っぽいエイドに辿り着いた。あれ?ここにエイドなんてあったっけ?と思ったが、あるものは仕方ないwので遠慮なく利用させていただく。水分補給に加えて最後のトイレストップで水分放出

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走ると痛い。歩けば回復。これを繰り返す。ペースが乱高下するので、同じ人と抜きつ抜かれつをひたすら繰り返す

 

自分を追い抜いて行くランナーの足音に耳を立てると、かなり靴底を地面にする音が聞こえる。これは効率が悪い。自分もそうならないように注意。後方に向けて地面を引っ掻く、あるいは押し込むイメージで

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このあたりで前に激沈ノースリーブの女性を発見。よく見ると前半にもお会いした方。いつの間にか抜かれてた(^◇^;)。「速いじゃないですかー」と声をかけながら再度追い抜いた

 

去年ものすごく疑わしい場所にあった85kmの距離表示だが、記憶と場所が違う。正確な場所に移動したんだろうか?

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ん、キタ!ここを下って右に曲がれば86.3kmのエイドがあるはず!

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くっそ!違った!騙された!(騙されてはいない)

 

もう86kmも過ぎたはずなのになかなかエイドにたどり着かない。おかしい。ガーミンどんだけズレてんねん!と思って距離をチェックすると、前に見たときから100mしか進んでない。遅い。結構懸命に急いでいるつもりなのに信じ難い遅さ

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ブラインドコーナーに騙されること二度。三度目の正直で待望の86.3km地点のエイドに到着した。コーラをもらって一息つきながら思わず「長かったー」と言うと、先行していた人も「ここ長いですよね」と同調してくれた

 

そろそろ再スタートしようかとしていた頃、後ろからやって来たバカ殿様の仮装ランナーさんにボランティアのおっちゃんが「いいねーお侍さん!お侍さんに来てもらえてうれしいよー」と声をかけているのが聞こえてきて思わず吹き出すw。せっかくわかりやすくメイクしてきたのにwバカ殿なのにww

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エイドで少し息を吹き返して残りはたったの14km。そう考えると俄然元気が出てくる。足はついてこないけど

 

鶯宿温泉へ向かう90km手前の坂をエッサホイサと上ったところで会社のKさん(エライ人)が応援に立ってくれていた。去年とまったく同じ場所。去年と同じくお水をいただいてしばし歓談。会社のメンバーでは後輩のYが10分ほど前に通ったとのこと。ほぼ追いつくのは絶望的なタイム差だが、走ろうと思えば走れそうだったのでちょっと追いかけてみることにした

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90km地点までは元気。通過時刻は午後2時半。スタートからは10時間30分。残り10kmを90分以内で走れば12時間を切れる。それはなんとかやろう

 

ここでカミさんに電話。午後3時くらいにはゴールできそうなことを伝えると「え?早いじゃん」と驚かれた。カミさんはだいたいオットの実力を侮っているw

 

いつの間にか雨は上がり、日が射して気温も上がってきた。ゴミ袋カッパを脱いで、再び腰のベルトに挟んだ

 

このあたり、ペースはキロ5分台まで上げてみた

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が、そのペースを保てたのは90.5kmのエイドまでw。もうこれ以上全然上げられそうにないので、あとはマイペースでゴールを目指すことに方針転換

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ここの一番の楽しみはなんといってもおしるこ。ちゃんと小さなお餅が入っていて、餅好きの上にこし餡好きのアタクシにはたまらない

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「これを楽しみに来たんですよー」とスタッフのおばちゃんに言うと、実にうれしそう。「もっと食べてって」と勧められるままに甘酒までいただいた

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ここからが意外に長い。というか自分の走るスピードがどんどん遅くなっているような気がする

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ここを左に曲がればいよいよ最終盤。でもこっからアップダウンがあるんだよね。覚えてるよー!

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上り坂の予告看板についつい乾いた笑いが漏れる

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坂に差し掛かり、走るのをやめて歩き出す。ここで走ったって歩いたって大してスピードは変わらん、、、そんなことはない!走った方が絶対速い。脚はまだ死んでない。走ったれ(ただしキロ7分)

 

ボテボテバタバタと走って95km通過。残りはたったの5km

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坂を越えると目の前には田植えを終えた田んぼが広がる。空は黒雲の間からところどころ青空がのぞいている。そんな天気なのに、晴れていた去年には見えなかった岩手山が今年ははっきりと見えた

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ここで忘れずに書いておきたいことがひとつ

 

岩手山が見えてきたあたりで右折する箇所があったのだが、ランナーは左側通行が原則なのでコーナーの近くまでは道の左側に寄って走るのがルール。当然アタクシもそうしていたのだが、ここで何人かのランナーがルールを無視して道路を斜めにわたり、右に寄って走り出した。当然そこは車両も通るため、安全上交通整理の係員は「ランナーは左側です!左に寄ってくださーい!」と大声で注意。この呼びかけで左へ戻る人もいたが、注意を無視してそのまま右側を走り続ける人も。しかもその中には黄色ゼッケンのGMCメンバーもいた

 

正面にはランナーの通過を待っている車両もあって、明らかに通行の妨げになっていたので、憤慨したアタクシは「ランナーは左!ここまで来てルールくらい守れ!」と声を上げてしまった。それでも件のランナーは無視(-"-)

 

普段なら少しくらいのルール違反は見ても笑って見過ごすのだが、レースに関係ない人にまで迷惑をかけるような行為、長時間ランナーの安全に配慮してくれる交通整理の方の言うことを無視するような行為はどうにも腹に据えかねた

 

今回、これ以外にもレース中、コースの脇の茂みやヒドイ人になると田んぼに向かって立ち小便をしている男性ランナーを何人も見た。しかも、これもGMCゼッケンをつけた人が何人もいた。勝手知ったるコースだからなのかもしれないが、毎年レースの開催に協力してくれているその土地の方々に対する感謝の気持ちがあったら、そんなことできるはずがないんじゃなかろうか。それにレースには女性もたくさん参加している。多くの女性ランナーが不快な思いをされたのではないだろうか?と思うと、本当に申し訳ない気持ちになった。どうしても我慢できなかったとしても、女性ランナーは皆きちんとトイレに寄っていることを思い出すべきだ

 

アタクシはウルトラランナーを尊敬する。でも誰かに迷惑をかけたり、マナーやデリカシーを欠いた人はそもそも走るべきじゃないとも思う

 

怒りがよみがえってきて脱線した(-。-;

 

田んぼの間をとおって残り4km。確かこのあたりだったと思うが、最後の公式エイドでボランティアのおばちゃんに激沈上等シャツを披露しようとしたとき、ゼッケンの左上の一端が切れて外れかけていたことに気づいた。幸い安全ピンをひとつだけ携帯していたので、それで留めなおして事なきを得た

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残り3km。1kmがとてつもなく遠い

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果てしない。どこまで走ればいいのか。残り距離は出てるけど、1kmが10kmくらいに感じるほど自分が遅い

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残り2km。センチで言うと200000cm。計算するんじゃなかったw。果てしない

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そしてラスボスのごとき上り坂。この坂の手前には私設のエイドがあったのでそこで一息入れ、一気に上りにかかった

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どえりゃああああああ(←気分)

ボテボテボテボテ(←現実)

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坂を上りきって、道路を渡る。交通整理の警官さんはいったい何時間ここに立ってるんだろう?そう考えると自然に声が出る

 

お疲れ様です!ありがとうございます!

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残り1km。ゴールはもうすぐそこ。やっと実感する

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すぐそことか言いながら、ゴール会場がさっぱり見えない。コースの脇では近所のおばちゃんが普通に買い物のカートを押し、おっちゃんが普通に犬の散歩をしている。100km近く走ってきた酔狂な男なんぞには目もくれない、圧倒的な日常がそこにある。なんだかとても不思議な気分

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やっと見えたぞ!野球場!!今年もやった。なんとかやりきった

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ゴール会場の入り口に目を凝らすと、カミさんの水色のウインドブレーカーが目に飛び込んできた。息子は?と探すと、ん?なんか変な帽子みたいなの被ってる。なんだあれ?

 

こんなんでしたw

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帽子はスライムだがシャツはマリオ。エニックス任天堂のコラボというかエニックス任天堂というか、まあいいか

 

「よしじゃあ一緒にゴールしよう」

息子の手を取って走り出す。すぐに引っ張られかけたので

「ゆっくり。ゆっくりな」

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去年同様、前後にランナーがいなかったので、会場の注目が集まる

「スライムだー」

「スライムかわいい」

走ってきたのは隣のおっさんの方なんですが、、、

 

ご満悦の息子を見て、こっちも楽しくなった

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あと少しで2度目のいわて銀河、オレのエア柴又が終わる。苦しかった。辛かった

 

でも目一杯楽しめたかな?来年もエア柴又あるかな?あったら走りたいな

 

そしてゴール

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地元専門学校生のボランティアに迎えられ、チップを外してもらい、メダルと完走証を受け取る

 

うれしい。ありがとう。今年もまあそこそこ無事帰ってこれました

 

レースを支えてくれるスタッフの方全員に感謝の気持ちでいっぱいだった

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カミさんと合流し、会場のベンチに腰をかけて「づがれだー!!」と一言

 

根っこが生えたようにベンチにもたれる。ところで今何時やねん?と思って時計に目をやったところで計測をストップさせていなかったことに気づいた

 

荷物を受け取りにいくと、激沈ノースリーブの女性と再会。少し話をしたら超有名ブロガーのぱっきーさんとお知り合いらしいようなことを言ってらした(うろ覚え。すみません)

 

このあとは食券をもらってお楽しみのお食事タイム

 

毎年恒例の銀河鍋は、今年は南部せんべいの入った「銀河汁」。寒くなってきていたので、写真も撮らずにがっついて食べてしまった

 

そしてこちらはトン塩炒め

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脂っこくても平気。こちらも一気に完食。やっぱりアタクシ胃腸だけはウルトラ仕様のようです

 

痛く、苦しく、辛い100kmを走り終えて早10日。思い出は完全に美化され、気持ちは来年へと向かっていたりする

 

100km走るのは簡単じゃない(簡単!って人もいるけど)し、苦しく辛いのは事実だけど、趣味のランニングをこれでもか!とばかりに楽しめる一日であることもまた事実。誰に褒めてもらえるわけでもないし、走ったから偉いわけでもないけど、挑戦してやりきったという自信はきっと自分だけの宝物になる。はず!w

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完走メダルは小さく、薄くなっちゃったけどね

 

いわて銀河withエア柴又100km2017レポ【完】

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