カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

新聞をナナメに読む方法

新聞に書かれていることは主に真実だ。嘘を堂々と書く某アカ日新聞のようなヒドイものもあるが、多くの新聞は真実を書いている。だがそのことと新聞が必ずしも公正中立か?ということとは別の問題だ。新聞社あるいは記者にとって都合の悪い情報については、「書かない」「載せない」という手段を採るのが一般的だが、表面上の事実を書くことで真相を包み隠すという手の込んだ方法を用いることがある

  • パナマ船籍の怪

日本近海で起きた海難事故などを報道するとき「パナマ船籍の貨物船が〜」といった表記がよく見られる。この書き方は記者の「真相を隠したい」心理が働いたときに見られる典型的な「事実」報道の一例である。このテの記事をよく読むと、事故の詳細について「海に投げ出されたxx国籍の乗組員x人が海上保安庁の救命艇により保護された」といった記述があることが多いと思うが、大事なのはこの部分である。この話のカラクリは「オフショア」という経済用語に集約される

オフショアとは規制が少なく、所得税法人税が安いか無税の国(または自治権を持つ地域)の金融市場を指す。海運会社にはパナマやベリーズなどの税制の有利な地域に会社を設立し船舶の船籍を移すことでコストや人件費の削減を図るものが多い。すなわちこの場合の「パナマ船籍」「ベリーズ船籍」とは実際の船舶の所有者とは関係がなく、記事中の「xx国籍」に見られる国名が実質上その船舶所有者の所在地である場合が多い。新聞記者にこの程度のことがわからないはずはない(と思いたい)。こういう書き方をする場合は特定の国や団体にとって不利な情報が隠されている、と考えるのが正しい記事の読み方だ。※ヒドイ場合「モンゴル船籍」なんてのも見たことがある。モンゴルに海は無かろう!^^;

  • 市民団体のフシギ

「市民団体」は「何か良いことをしている人々」という語感を含む用語として新聞記者が好んで用いる表現だが、果たして本当にそうだろうか?この欺瞞を証明するのは実は案外と簡単だ。新聞記者がこの「市民団体」に相対するものとして使う用語を調べればすぐにわかる。その用語とは「右翼団体」である。普通に考えれば「右翼」に相対する言葉は「左翼」になるはずだが、新聞記者の世界ではそうはならないらしい。明らかな右翼については「右翼」と表記しながら、その正対を為す人々のことを「市民」と呼ぶのは、新聞記者自身が左翼の側に属する人間であることを証明している

もちろんその「市民団体」の中には環境運動やボランティアに真摯に取り組んでいる人々が多くいることも否定はしないが、「市民団体」と言いながらその実は単なる圧力団体という例はままある。「空母エンタープライズの寄航に反対する市民団体が〜」などとキャプションに書きつつ、写真にはヘルメットに覆面姿の人だらけ、などという冗談のような紙面を見ることもしばしばだ

要するに「市民団体」の表記は読者に「善」のイメージを植え付けることを目的としているだけなのだということを理解しておくとよい。それと対比させて「右翼団体」は「悪」のイメージを植えつけることを目的としている。実際に暴力的な輩が存在することも事実だが、敵対する人物や団体に「右翼」のレッテルを張ることで世論を誘導する極悪な記者や新聞社も存在するので注意が必要だ

ほんの数年前まで万景峰号寄航に反対する拉致被害者家族などの人々のことを朝日新聞が何と書いていたか?皆まで言いません

※写真は狂気に走る巨大「営利」市民団体グリーンピース