カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

がんばれ!!佐藤琢磨

日本時間の今日未明行われたF1米国グランプリ公式予選で佐藤琢磨(BARホンダ)が3位に入った
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040620&a=20040620-00000013-kyodo-spo
〈予選結果〉
http://sports.yahoo.co.jp/f1/2004/usa/0619/result05.html
琢磨にとってはスペインGP、ユーロGPに続くセカンドロー以上のポジションからのスタート。上位のフェラーリ2台とのタイム差はわずかなものだし、一発の速さに関してはもう十分に実力を証明できたと思う。あとは決勝をいかに走るか、なのだが、わしは今回こそはと期待している

今シーズンのこれまでの琢磨は、予選やフリー走行では速さを見せているものの、決勝レースになると結果を残せていない。それどころか、ときに強引とも思えるドライビングによって接触事故を起こしている。このことから琢磨には「壊し屋」「トラブルメーカー」のイメージが定着しつつある

わしも彼のレースは詰めが甘いのではないか?強引なのではないか?という疑問を持っていたが、最近の彼のインタビュー記事を読んで、それぞれの「事故」は彼の責任ではないことの方が多い、と考え直した

例えば、予選2位からのスタートで好結果が期待されたヨーロッパGPでのバリチェロとの接触事故。レース後バリチェロは琢磨のアタックを「アマチュア的」と表現し、琢磨がコントロールを失ってスライドしてきた、と発言したそう。わしも当初は琢磨の軽率な判断が生んだ接触と見ていたが、雑誌「number」に掲載された彼のインタビュー記事を読んでから改めて映像を見返してみると、彼の主張どおりBARのマシンは1コーナーでフェラーリのインに飛び込んだときもまったくコントロールを失っていないように見受けられる。「スライドした」のなら見えるはずのタイヤスモークも上がっていない。これを見ると琢磨の主張は正しそうだし、同時にバリチェロほどのベテランが随分といい加減なことを言うものだ、と憤慨してしまう

琢磨はこのバリチェロの発言を受けて「今度ルーベンスバリチェロ)が前にいたら絶対に抜いてやろうと思います」と言っている。何と頼もしい若者ではないか!そもそも、じっと我慢して順位をキープするだけのレースほど退屈なものもない。事実好結果を残しているジェンソン・バトンフェラーリの2人のレースなどチーム戦略と車の速さに頼っているだけで面白みに欠ける。そんな中で積極的に前のマシンにアタックし、失敗しても臆せず再度ぶつかっていく琢磨はレースの原点ともいえる楽しさを見せてくれている。そういう若者が自分の同胞だと言うだけでうれしくてたまらない

結果は残してほしい。表彰台の真ん中に立つ琢磨を見たい。それは確かだが、毎回上位でフェラーリに牙をむく琢磨を見るだけでも良いのかもしれない。10年前に片山右京ティレルヤマハで上位を争ったときも、結果は5位2回にとどまったが、十分に楽しませてもらったではないか。まして琢磨はそれを更に上まわるレベルで見せてくれているのだから何をか況わんや、である

結果を求めるのなら、わしは表彰台の端っこに立つよりも、優勝してほしい。バトルの中でファステストラップを連発して勝てたら最高だ〜

ところで、みんな「日本人初」とか言うけれど、考えてみれば有色人種で優勝したドライバーなんていないんでない?地黒のヤツはいたかもしれんけど^^;アングロサクソンやゲルマンの連中に目にもの見せてやってくれ!琢磨よ!