シャラポワ優勝!
ウインブルドンの女子シングルスでマリア・シャラポワが優勝した。ディフェンディングチャンピオンのセレナ・ウイリアムズをストレートで破っての見事な優勝だった。普段それほど入れ込んでテニスを見ることのないわしだったが、今回は杉山の活躍やシャラポワの快進撃もあって結構熱心に見ていた
今大会のシャラポワは序盤ミスが目立つ展開が多かったが、今日の決勝は最初からエンジン全開。正面からストロークで攻めて、強打のセレナを翻弄した。第2セットからファーストサービスのミスが出だし、先にブレークを許したものの直後のゲームを見事な集中力でブレイクバックし、再度流れを引き寄せたのには正直ちょっとビックリした。なんにしてもあのセレナに力負けしなかったのはスゴイ。伸び盛りの勢いが勝った格好だ
試合が終わった途端に普通の女の子に戻ってしまうギャップもよかった。「女王」と呼ぶにはまだまだあどけなさの残る17歳。客席に分け入って父親に抱きつくわ、携帯電話を持ち出してコート上で電話を始めるわ(通じなかったけど)、見ている側も思わず顔がほころんでしまう愛らしさだった
四大大会を制したとは言え、このまま一気に彼女の時代が来るというわけにはいかないだろう。今は本調子とは言えないウイリアムズ姉妹の巻き返しもあるだろうし、エナンやダベンポートなど強豪の実力は伯仲している。芝の新女王の今後に期待したい