カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

ローリング・ストーンズ「ダーティ・ワーク」

どんどん乗ってみる。今度のお題は「男の、男による、男のためのロック名盤百選」

ダーティ・ワーク

ダーティ・ワーク

これもいろいろ思い浮かんで一つに絞るのは大変なのだが、やはりわしのハンドル名の由来でもあるストーンズは絶対に外せないのでこれにした

ストーンズの名盤といえば、おそらく多くの人は「レット・イット・ブリード」や「ベガーズ・バンケット」や「メインストリートのならず者」あたりを挙げるのだろうが、わしにとってはこの「ダーティ・ワーク」。第6のストーンと言われたブギウギピアノの名手、"ステュ"ことイアン・ステュワートに捧げられたアルバムでもある

このアルバムはストーンズの全アルバムの中でも最も攻撃的で野性味のあるサウンドを聴かせてくれる。全編これぞロックンロール的アプローチが心地よい。楽器構成も極めてシンプル。「Had it with you」という曲に至ってはなんとベース無し(!)という掟破りまでやっている。この時期ストーンズミック・ジャガーのソロ活動などから解散の危機にあったと言われているが、このアルバムでは完全に音楽的イニシアチブをキース・リチャーズが握っていると思われる曲が並ぶ。ジャケット写真もそれを裏付けるように真ん中にデ〜ンとキースが大写し。途中「Winning ugly」と「Back to zero」の2曲はミック色が強いものの、その他の曲は作者名にロン・ウッドの名が併記されていることから見ても、ほぼキースとロニーの共作であったと思われる

「Fight」「One hit」「Dirty work」などは、ひたすらにかっこよいカッティングギターのサウンドに酔いしれてしまう。モダンに走って原点を忘れがちだった80年代のストーンズにとって一つのエポックと言っていいアルバムだとわしは思うんだけどもな