備忘録・中国外務次官発言
7月21日付朝日新聞朝刊より
中国の楊潔篪外務次官(前駐米大使)は20日、米国の駐中国臨時代理大使を呼び、米国防総省が発表した年次報告書に対し「強い不満と断固とした反対」を伝えた。中国中央テレビが報じた。楊次官は「報告書は中国脅威論をまき散らすものだ。国の主権や安全、領土保持のため軍が装備を更新するのは主権国家として当然であり、他国が干渉する権利はない」と述べた
正論ですな。彼の国の方々にはこの言葉を絶対に忘れないでいただきたい。台湾や日本が軍備を増強したとしても「他国が干渉する権利はない」ってことで良いのだな?
しかし実際の話、米国防総省がまとめた年次報告書の内容は、「中国の軍拡が地域の確かな脅威になると予測される」「中国は平和的に国際社会へ統合されるか、脅威となる道を進むかの岐路に立っている」「軍事費は公表されている額の2〜3倍」「中台海峡の軍事均衡は中国側に傾きつつある」といったごく冷静な現状分析にとどまっている。これがなぜ「干渉」にあたるのかまったくもって理解不能。とにかく気に入らないもの(=伏せておきたい事実)には、なんでも文句をつけておくという実に支那人らしい発想がうかがえる