トリノ五輪、日本勢苦戦
この手のスポーツイベントが始まると毎度のことなのだが、ご多分に漏れず今回のトリノ五輪も睡眠時間を削って毎日テレビにかじりつくようにして観戦している
が、ご存知のとおり日本選手の成績は伸び悩み、未だメダルはゼロ。眠い目をこすりながらの観戦の末に待っているのは歯軋りするような結果ばかりで意気消沈気味の日々となっている
期待された女子モーグル、スピードスケート男女500メートル、スノーボードHPなどは結局メダルゼロで終了。とくにスピードスケートは男女ともに最後の最後に逆転され、僅差でメダルを逃がしただけに悔しさもひとしお。わしも最終組滑走の時には「てめえらコケろ!とくに支那人!」と実に愛国精神に満ち溢れた念を送っていたのだが、願いは通じなかった
現時点で、以後日本勢にメダルが期待できそうな種目はわずか。女子フィギュアは直前のGPシリーズの成績が良好だったことからメダルを確実視されているが、世界の強豪が一堂に会する五輪の舞台で同様の結果が得られるとは考えにくい。加えて開催地が欧州ということもあり、判定が白人選手有利に傾くことも十分に考えられる。穿った見方かもしれないが、こうしたことは第三者の目だけが頼りの採点競技では「常識」と言ってよい
となるとタイムや距離を競う種目での文句の出ないメダルが欲しいところ。期待は男子スケルトンの稲田、越、ショートトラックの寺尾、ジャンプといったところかになるのだが、これらはすべてベストの結果プラス相当の運が必要になるだろう。前半戦の巡り合わせの悪さが、後半の強運を呼び込むための布石であったのだと願いたい