カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

男鹿、白瀬南極探検隊記念館へ行く

連休を利用して相方と男鹿小旅行。なまはげ資料館や男鹿水族館「GAO」を訪れた

なまはげ資料館は施設自体は正直大したことはないのだが、「なまはげ」に類似した行事が全国にまたがって多数存在している事実はなかなか興味深かった。ほとんどが日本列島の海岸沿いに分布しており、やや日本海側の方が多い印象。「あまめはぎ」「なもみ」「かせどり」、岩手の沿岸の「スネカ」もルーツは同様とみられる。これらは多少の違いはあってもほぼ共通して、鬼などの恐ろしい姿をした来訪神が家々を訪れ、荒々しい声を発しながら怠け者、子供や初嫁を探して暴れる。主人は来訪神をなだめながら丁重にもてなす、というものだ

わしは日本の「鬼」というのは「異人」「異邦人」を表した記号ではないかと思っている。ほぼ同一の民族でのみコミュニティを形成している島国の昔の日本人が、ときおり海からやってくる異形の人間に対して相応の恐怖と好奇心を抱いたことは想像に難くない。そうした異人の中には体躯と体力で日本人を凌駕し、乱暴をはたらいた者もいたかもしれない。例えば刀伊の来寇、元寇などの記憶の伝承もそれに含まれよう。そうした異形の者に対する恐怖、畏怖が「なまはげ」のような習俗に転化したのではないか、などと想像してみると面白かった

GAOでは無邪気に遊ぶシロクマの豪太くん、ペンギンたちに癒される。わしは本当にペンギンが大好きで、ただ立っているペンギンを観ているだけでも全然飽きない。ちっこいイワトビペンギンがかわいかった〜

翌日は金浦へ移動して白瀬南極探検隊記念館へ。わしは小さい頃から冒険記が大好きで、白瀬中尉の伝記も夢中になって読んでいた、、、はずだったのだが、記念館の展示で実際の白瀬の生涯を読み進むと知らないこと、記憶違いがかなりたくさんあった。人の記憶ってあいまい、、、

田舎の記念館なのでさほど期待していなかったのだが、その展示はなかなか立派なもので白瀬隊のみならず、同時期に南極点を目指したアムンセン、スコット、さらにはその後の日本の南極越冬隊に関する資料の数々を観ることができる。映像展示も充実しており、なかでも当時撮影された貴重な実写フィルムからは過酷な南極探検の一端がリアルに伝わってきた

オーロラの映像上映もあったが、こちらは今一歩。映像ソースが粗い上に型の古い液晶プロジェクターでの投影なのでオーロラの本当の美しさは伝わってこない。「ハイビジョンにしようよ」などと心の中で思ってしまうのはホームシアターマニアの性か