カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

大トリ様漫遊記(6日目・その2)

遅い朝食を終え、再びカイルア・コナの街をぶらぶら。まずはヒロハッティでおみやげを物色。わしはここぞとばかりにXLサイズのアロハシャツやTシャツなど自分用のみやげを買い込む。買い物の後は観光。中心部にあるモクアイカウア教会は見学自由。ステンドグラスや昔のハワイ島を描いた風景画などを眺めた後外へ出ると、今まさに結婚式を始めようとしている人を発見。木陰でご主人と一緒に昼寝中の犬をさわったり、白人のオッサンが「Sea turtle!」と言って海を指差すので見ると海ガメが波間に漂っていたり

車へ戻って次の目的地を探す。地図を見ると南のホナウナウ湾のあたりに「Dolphin point」と書いてあるので、そこまで行ってみることに。再びハイウェイで南下。コナコーストと呼ばれるこのあたりの道端はかなり緑が多く、あちこちで色鮮やかな花も咲いている。道沿いには地元の人が立ち寄るドライブインや古い映画館、コーヒー農場などが点在し、観光地ではない生活観漂うハワイの顔が垣間見える

40分ほど車を走らせると目的地に設定したプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に着く。5ドル(?)を払って入場。と言っても展示場に天蓋はまったくなく、自然の海岸沿いにハワイの歴史的建造物や文物が再現されている。写真は原住民が楽しんだというゲーム(らしい)

回覧順路は完全に無視して海岸をぷらぷらと散歩。期待のイルカはまったく見えなかったが、ここでも岩場や砂浜で海ガメを見ることができた。本当は5メートル以内に近づいてはいけないらしいのだが、展示物からも2、3メートルというところに居るので仕方無く近づいて観察。波間にも目を凝らすとあちこちでたくさんの海ガメが泳いでいた

ゆっくりと散歩を楽しんだ後、再びカイルア・コナへ。ここで相方に運転を交代。ときおり無意識のまま左車線に入ろうとする相方。わしはその隣りで「右ッ右ッ、、、ブツブツ」と念仏を唱える

昼食にとババ・ガンプ・シュリンプ・カンパニーへ行く。ここは映画「フォレスト・ガンプ」をコンセプトにしたカジュアル・レストラン。映画では、主人公ガンプが親友ババの遺言でエビ捕り漁船を買い、元上官のダン中尉とともに大儲けするのだが、そのとき起こした会社名がそのまま店の名前になっている。店内では映画のビデオが流れ、店先にあるベンチでは前にある大きなスニーカーに足を突っ込んで、バスを待つガンプの場面を再現できる撮影ポイントがあったりする。案内されて席に着くとドリンク・メニューは卓球のラケット形*1。テーブルにある「Run Forrest Run」のプレートを「Stop Forrest Stop」に換える*2とウエイトレスが来ると言った具合。凝りに凝った演出が楽しい

明るい女の子(?)の店員が注文をとりに来る。ひととおり店のシステムを説明を受けた後、相方はフレッシュフルーツのジュース、わしはピーナッツ・チョコなんとかと書いてあるのを適当に注文。食べ物はポップコーンシュリンプとシナモンプディングを分けることに。すると店員が「スーベニアカップを注文してくれると私のチップになるんだけど」とか言う。明るい接客が気持ちよかったし、記念になると思ったので「んじゃ2個くれ」と気前よく注文してしまう

注文の合い間に大トリ様をテーブルに置いて撮影していると店員が「So cute!」と言って大トリ様を指でつつく。これまでの撮影では周りの人に変な顔で見られたり、失笑を買ったりしていたのでちょっと嬉しい。「これは何?」と聞くのでわしが答えに窮すると、すかさず相方が「Big bird」とか答えてしまう。その答えじゃアンタセサミストリート」のパチもんだと思われちゃうっしょ?

やってきたドリンクは予想通り量が多く、想像以上に甘い。ピーナッツバターを無理やりシェイクにしたような味。一口飲むとノドが渇くので結局飲み干してしまう。アリ地獄ドリンクと脳内で命名。ポップコーン・シュリンプはほどよい分量。カラリと揚がったエビがクリスピーでなかなかうまかった

が、バニラアイスと生クリームがどーんと乗ったシナモン・プディングはやはりすごい量。相方は「プリンはやっぱりプッチンプリンだよね」などと愚痴りつつ、予想以上に歯ごたえのあるプディングをスプーンで突っつく。それでも味は悪くないので、この旅3度目の甘いもの地獄もなんとかかんとかクリアできた

昼食を終えるともう夕方。次の目的地はわしの希望で島の北西部にあるハプナ・ビーチに。カイルア・コナを後にしてハイウェイを北上。運転しながら左手に広がる海をなんとなく見ると水面にパッとしぶきが上がる。一呼吸置いてまたプワーッと大きめのしぶきが上がり、潜っていくクジラの尻尾が見えた。オアフ島でもそうだったが、ハワイでは本当に岸に近いところにクジラがいるのだということを実感

ワイコロア、マウナ・ラニを通り過ぎ、ハプナの看板のあるところを左折、ハプナ・ビーチ・プリンスホテルの脇を抜けたところにある駐車場に車を停め、ビーチへ。全米一のビーチに選ばれたこともある場所だけあってさすがにキレイ。広く長いビーチ、白くキメの細かい砂。絵に描いたような南の島の浜辺だ。我慢できなくなったわしは水着を持ってこなかった相方を置いて、海パン一丁になって泳ぐことに。ずんずん進んでいくとかなり遠浅なことがわかる。フェアモントオーキッドの人工的な浜辺と違って、こちらはかなり水際から離れても海底は白い砂。水もまったく冷たさはなく気持ち良い。波は少々高いがサーファーはおらず、親子連れや高齢の人でも楽しめるビーチのようだ

ひとしきり波間で遊んで岸へ戻るともう夕暮れ時。水平線に沈む夕日に後ろ髪ひかれながら帰りにつく

夕食は2日前にホテルの車の運転手さんが教えてくれたルースズ・クリス・ステーキハウスへ。かなり大きなステーキが出るとのことだったので、店に入る前に入り口でメニューを吟味。ステーキ一つをシェアすることに決めて店内へ。ボーイに「外と中、どっちがいい?」と聞かれたので最後のハワイの夜を楽しむべく外の席へ

入ってみると店は思ったよりも高級な雰囲気。ちょっと一つのステーキをシェアってわけには行きそうもない。仕方が無いので相方はプチフィレ、わしはリブロースを食べることに。野菜が欲しかったのでついでにシーザーサラダとシューストリング・ポテトも頼む。やってきた肉は1ポンドはあろうかという大物。しかも味付けは軽く塩コショウ程度なので食べつづけるのがちょっとキツイ。思わず「助けて!キッコーマンと叫びそうになるがあるわけもないので、サラダの助けを借りながらなんとか食べる。ステーキよりも問題だったのはシューストリング。アホかっ!ってくらいの盛りのギトギト揚げたてポテトはとても食べられず、ほとんど残してしまった(写真の奥に写っているのが問題のポテト)

食べ過ぎの腹を抱えてホテルに帰着。ホテルと旅行会社からプレゼントされたワインとシャンパンがまだ残っていたのでひたすら飲む。気が付くともう夜中。高級そうなワインを寝酒に泥のように眠りについた

*1:ガンプはベトナムから帰国後卓球の米国代表チームに入る

*2:走り出したら止まれないガンプのために大学のフットボール応援団が出す横断幕と同じ文言