大トリ様バリへ行く(シンガポールは寒かった編)
楽しかったバリ島とも今日でお別れ。実質3日ほどの滞在期間だったので終わってみると随分短かったような気が。でも食事はおいしいし、言葉がわからなくてもさほど困らないし、何よりノンビリできる良い所。新たなわしのフェイバリット旅行地になった
お世話になったカキアン・バンガローの従業員さん、どうもありがとう。ベーカリーの食事もパンもとてもおいしかった
とくにこのパン。東南アジアでこんなにうまいパンに出会えるとは思っていなかった。本当にうまかったよ
パサールで買った笠はどうしてもスーツケースに入らなかったので結局手荷物に。肩掛けカバンのストラップに引っ掛けて背負うようにしたら、なんだか股旅物の主人公みたいになってしまった
空港までの案内はまたヤサさんが来てくれた。またいろいろ話しかけてくれたが、行きとは違ってあまり余計なことは言わない。気をつかってくれたのか、金にならない客だと気づいて諦めたのか。本当に金にならない客ですまん、ヤサさん
空港の車止めで運転手さんとはお別れ。にわか仕込みのインドネシア語で「テリマッカシー(ありがとう)」と言うと初めて笑顔で手を振り返してくれた
入場口ではパスポートと搭乗券のチェックがあるので、ヤサさんとはここでお別れ。もちろんチップを要求したりはしない。いい人だ。ってか日本人をわかっている。ありがとう、きっとまた来ます。あなたに会うことはたぶん無い気がするけど(ぼそ)
空港では残りのルピアを使い切ってしまうべく買い物に走る。まずは2人でマッサージ店へ。わしは肩と首のマッサージ、相方はフットマッサージを受ける(怒られそうなので写真は小さくね)
さらに土産物屋も見てまわるが、ウブドの店とまったく同じものでも値段は3〜5倍くらい。後悔先に立たずを実感しつつも実家用にランチョンマットやコースターなどを購入。さらに小腹がすいたので「BOARDING(搭乗)」の案内が出ているにも関わらず一杯やる。最後のビールはやっぱりビンタン。ミーゴレンをつまみにおいしくいただいた
そんなこんなで出国税のひとり10万rpを残してほぼ完璧に消化。ビールの後の用を足そうとトイレに入るとなぜか小便用便器の上に金魚の水槽。別に放尿中に必要以上にユルまなくったって良いと思うのだが、、、
そんなこんなで出発時間の20分ほど前に無事搭乗。シンガポールへと飛び立った
シンガポールまでの飛行時間はおよそ2時間半。今日はまったく眠くなかったので飛行時間いっぱい使って映画を見ることに。サービスの終了時間や機内アナウンスのインターバルを考慮すると視聴時間はギリギリ90分程度だろうと読み、尺の合ったニコラス・ケイジ主演「NEXT」をチョイス。この読みがピタリと当たり、飛行時間のほぼすべてを使い切って映画一本観終えることができた。映画もなかなか面白い。おお、この爺さんピーター・フォークじゃないの。老けたな〜コロンボ
午後3時すぎ、シンガポールのチャンギ空港に到着。帰国便出発までの時間は約8時間もあるので、空港でやっているシンガポール市内無料観光に参加することに。トランジット客対象のツアーなので面倒な出国手続きは無し。その代わりパスポートを一時的に預けなければならない。説明が全部英語なので半信半疑のまま申込書に記入し、識別用のシールを胸に貼り付ける。あとは、われわれ異国人の群れは金魚のフンのごとく係員についてゾロゾロ歩くのみ
専用のバスに乗り込むも「本当に乗れるのか?」というくらいのギュウギュウ詰め
全員乗り込んだのを確認し、出発。係員がずーっと事務的に英語で説明を続けるが反応はイマイチ。ってか今乗ってる人たち、英語圏の人の確率すげえ低いと思うのだけど、、、。見るものといえば見上げるようなビル群とか
カラフルに彩られたビルの窓とか
正体不明の「シザー・カット・カレーライス」(どういう意味なんだ?)などなど
要するにシンガポールがいかに他民族が融和して近代的発展を遂げているかというお国自慢ツアー。しかも今のわしらはパスポートすら持たないエイリアンなので、当然買い物はおろか下車すらできない。世界三大ガッカリの一つに挙げられる*1「マーライオン」すら見ることができず、それはそれでガッカリ
寸止めバスツアー(今、命名)を終えてもまだ出発までは5時間ほどもある。仕方が無いのでここでも土産になりそうなものを探す。それにしてもこのチャンギ空港、どう考えても冷房の設定温度が低すぎる。わしは脂肪があるので(ヲイ)まだ良いが、相方は行きのときと同様寒イボができるほど凍えてしまっている。明らかに不機嫌になった相方は「もう絶対シンガポールのトランジットはイヤ」とか言い出す始末。ハイ、シンガポール航空にしたあっしが悪うござんした
実際寒がっていたのはわしらだけではない。周りを見るとフリース地のパーカーやジャンパーを着込んだ人もチラホラ。中には長袖のGジャンを羽織った上に内側に着たパーカーのフードをかぶっている人までいて、とても赤道直下の空港でする服装とは思えない。熱いコーヒーでも買えばいいのかもしれんが、何が悲しゅうてこんな熱帯で暖をとらにゃならんのかと憤慨してしまった
休めるところを探すと大きなプラズマテレビが何台も置かれたスペースが比較的寒くない。ここでディスカバリーチャンネルとかを見ながら小休止。少し元気が出てきたので再度土産物探しに出発。DFSで相方はチョコレート、わしはシンガポール名物のチリプラウンロールを購入
夜11時30分、成田行きのシンガポール航空便で帰国の途につく。いろいろあった旅だが、やはり海外旅行は楽しかった。飛行機の中では空港での疲れもあってわしも相方もすっかり熟睡。なんとか食事の時には目覚めたものの、意識は朦朧としたまま
最初に出たスナック。ハム・チーズのトルティーヤみたいなの
明け方に出た朝食。わしはパンとチーズオムレツをチョイス
しらじらと明け行く空。まもなく帰国
朝8時ごろ成田に到着。エコノミーの座席でここまで熟睡したのはたぶん初めてというくらいによく眠ったフライトだった
*1:残り2つは知らない