カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

がんばれ!橋下弁護士!!

あの不可解な光市母子殺害事件の裁判から、さらにこんな事件が派生してしまった
産経ニュース

 山口県光市の母子殺害事件の裁判をめぐり、殺人などの罪に問われた当時18歳の元少年(26)の弁護人の懲戒請求をテレビ番組で呼びかけ、同事件の弁護人4人から損害賠償請求訴訟を起こされた橋下(はしもと)徹弁護士(38)=大阪弁護士会所属=が5日、東京都内のホテルで記者会見を開き、「法律家として責任を持って発言しており、発言に違法性はない」と反論した。弁護人側は「根拠なく懲戒請求を扇動する不法行為」と主張しており、法廷では全面対決となりそうだ。

記事によると橋下氏の主張はこう

 懲戒請求を呼びかけたのは、弁護団の活動が、所属弁護士会の信用を侵害し、弁護士の品位を損なう非行に当たると判断したため。弁護団は世間が何に憤っているのかを全くわかっていない。

 弁護団は、1、2審では争わなかった犯行態様について、差し戻し審で新しい主張を始めた。しかし、主張を変えた理由を遺族や社会に説明していない。

 さらに弁護団は、最高裁の弁論を日本弁護士連合会の模擬裁判のリハーサルという理由で欠席したが、被害者ら関係者への謝罪という当たり前のことさえしていない。

 弁護人が被告人のために全力を尽くすのは当たり前。しかし今回は、十分な説明をしない弁護団に対し、世間は「刑事弁護なら何をやってもいいのか」と憤っている。弁護士の信用を失わせ、品位をおとしめており、十分に懲戒事由にあたる。

これに対し、4人の弁護士の提訴理由はこう

 母子殺害事件の被告人の供述内容には常識では信じがたい内容も含まれているが、常識的でないからといって真実でないと決めつけることはできない。弁護団は、被告人の利益のために最善を尽くして弁護するという義務を果たすために職務を行っており、懲戒事由は何ら見いだせない。橋下弁護士は同じ弁護士として、このような立場や役割を熟知しているはずだ。

 相当な懲戒事由があると考えるなら、裏付ける根拠を明らかにすべきなのに番組内では説明はなかった。あたかも同事件の弁護人が被告人の供述を真に代弁していないものと決めつけ、視聴者に誤解を与えた。

まあ、橋下氏の言うとおり、こいつらは世間が何に憤っているのかが全然理解できていないようだ

確かにマスコミは被告人の荒唐無稽な主張をセンセーショナルに書き立てて視聴者の関心を煽っている面がある。わしもその主張には怒りを覚えるし、それを証言として採用するのはおかしいと思うが、弁護人の職務としてはある程度仕方が無いことも理解できる

しかしあまりにも痛ましい凶悪殺人の被告人に対して21人もの弁護人が立ち、何年もの係争の末にたどり着いた最高裁の弁論を被害者側に断りも入れず日弁連の模擬裁判のリハーサル」というしょうもない理由で欠席した挙句、差戻し審では第一審、第二審とはまったく異なった被告の証言を繰り出す。そこには被害者側に対する礼儀や配慮、品位といったものが欠片も感じられない。橋下氏の言う「憤り」とはまさにこのことであって、「社会人として、人間として間違っていないか?」という問い掛けであろう

このことは橋下氏のこの主張からもわかる

 刑事裁判を行う上で、世論によって刑事罰が左右されるのは認めないが、遺族のことは頭に入れておくべきだ。謙虚さが必要だが、弁護団に一切ないのが理解できない。

わしも裁判の結果が情緒的な基準で左右されることは許されないと思う。あくまで法に則って為されるべきであることは以前からわし自身主張している。しかしそれでも常識的判断に基づく一定の配慮は必要であろうと思う。それでも「最高裁弁論の欠席理由を被害者に通知する義務はない」と言うのであれば品性を疑われても仕方なかろう

今回の提訴を行った4人の弁護士は橋下氏の言うとおり謙虚さを身につけるべきだ。そもそも「橋下氏がテレビで煽ったから懲戒請求が殺到した」という主張は「視聴者は無知だ」と言っているに等しく、それこそ侮辱行為と言うべきだろう。お前らのそういう意識それ自体が世間に大いに嫌悪されているということを知るべきだ